企業法務を得意とする弁護士の中田光一知さんをパーソナリティに、報道記者経験8年の中嶋美和子さんをアシスタントに迎えて明日のビジネスに役立つ情報をお送りする15分番組です。
法務というと、訴訟や苦情から守ることだけを考えてしまうかもしれませんが、この番組ではもっと積極的なお話を展開していきます。
真面目に攻めの法務を語る中田弁護士と、それをわかりやすく砕いてくれる中島さん、番組では二人の絶妙なトークが展開されます。
中田総合法律事務所 弁護士
昭和34年 東京都生まれ。
東京都立国立高校を経て、
早稲田大学法学部卒業。
平成元年に弁護士登録(第二東京弁護士会)、平成6年に独立開業。
弁護士活動のほか、講演活動、
執筆活動、各メディア出演でも活躍中。
明治学院大学法学部卒
大分県出身
1999年大分朝日放送アナウンサーを経て、2007年よりフリー報道記者としての経験を活かしつつ、今は硬い番組からバラエティまで幅広く出演している。
オフィス北野所属
■2011年7月16日放送分:ゲスト 協栄産業 代表取締役社長 古澤栄一さん■
『弁護士中田のビジネスナビゲータ』は
「ビジネス」の世界で今、起きている出来事について
中田総合法律事務所の弁護士・
「法律」の観点から わかりやすく解説するほか
時には 企業経営に携わっている方をゲストにお招きして
ビジネスの最前線の話題をお聴きします。
7月16日 ゲスト:協栄産業株式会社 代表取締役社長 古澤栄一さん
■協栄産業 株式会社について
協栄産業はPETボトルはじめとする、使用済みプラスチック製品から
「PET樹脂」「ペレット」と呼ばれる高品質の再生原料を製造。
リサイクルによって"資源循環の輪"を広げています。
設立:1985年 (日本に飲料用PETボトルが登場したのは1982年)
本社:栃木県小山市 工場:全国6か所
■リサイクルへの理解がなかった1980年代
大量生産・大量消費・大量廃棄の1980年代――。
古澤栄一さんが協栄産業を設立した当時の日本は、
"世界のモノづくり国"として、国内企業同士が競い合っていました。
従来、廃棄物だったものをリサイクルすることは、
知的財産の漏えいにつながる――と考えられ、
リサイクルの必要性に対する理解がなかった時代だったのです。
■リサイクルの"見える化"
「商品にならなかったモノを埋め立て・焼却してしまうのはもったいない」と考えた
古澤さんは、リサイクル方法を開示=見える化することで、
企業(排出事業者)の理解を得ることに成功。
やがて世界は"資源リサイクルの時代"へと移り変わることに――。
■PETボトルは日本の都市油田
石油を原料に作られるPETボトル――。
日本には中東のような天然油田はありません。
しかし、使用済みPETボトルを適正にリサイクルすれば、
バージン原料の代わりに使用することができます。
そこで古澤さんは
"地下資源"=天然油田を利用して作られ、リサイクルできるPETボトルは
"地上資源"である――と捉えています。
古澤「"都市油田"というイメージになるんじゃないでしょうか」
中田「"都市油田"というのは言いえて妙、その通りですね」
■地球的意義のあるリサイクル
中田「ペットボトルが出始めて間もなく"資源のリサイクル"に目をつけられ
それが社会的、地球的意義があることで、
それをご夫婦で始められた――ということに感銘を受けました」
協栄産業株式会社 代表取締役社長 古澤栄一さんには
来週7月23日もご登場いただき、
PETボトルリサイクルの最新事情="ボトル to ボトル実用化"について
お話を伺います。 どうぞお楽しみに!
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