「2040年の未来予測」著者・日本マイクロソフト株式会社元代表・成毛眞さん

20年後のニッポン、2040年の未来を大予想！！
今話題の本「2040年の未来予測」の著者、日本マイクロソフト株式会社の元代表で現在実業家の成毛眞さんをお招きして、知っている人だけが悲劇を避けられる未来の提言をお聞きしました。
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【成毛眞さん　プロフィール】
1955年北海道生まれ。1986年にマイクロソフト株式会社に入社、1991年に代表取締役社長に就任。
2000年に退社後は、投資コンサルティング会社「インスパイア」を設立。
現在、書評サイト「HONZ」代表も務め、執筆した著作は40作を超える。
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【現在発売中の著書「2040年の未来予測」】
年金・社会保険・医療費・ベーシックインカム・資産形成・５G・空飛ぶ車・監視カメラ・温暖化・首都直下型地震など、日本の様々な未来を予測している。
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【なぜこの本を書こうと思ったか？】
この20年間の変化は非常に大きかった。2008年にiPhoneが出てきてスマホがないと生活できない世の中になったり、2011年の東日本大震災で受けた心理的ショックだったり。この20年の変化は100年分に相当するのではないかと思った。そして、これからの20年間の変化はこれまでの20年間よりさらに大きいのではないかと考え、予測しようと思った。
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【スタッフが気になった成毛眞・2040年の未来予測①「マンションの価格は下がる」】
ある調査によると、空き家が2033年に全世帯のおよそ30％、2100万戸を超えるとされている。
その時点で家は余っている。家が余るということは家の値段が下がる。
同時にマンションの老朽化が進む。修繕積立金が国の目安となる基準をすでに下回ってきているため、まともに修繕できるマンションは少なくなり、20年後にはさらに価格が下がるのでは。
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【スタッフが気になった成毛眞・2040年の未来予測②「富士山が噴火すると日本中の機能がストップする」】
現実にどういう被害があるかというと、灰が0.5ミリ降ると鉄道と飛行機が止まり、３ミリ降ると電力が、２ミリ降ると水道が止まるといわれている中、前回300年前の噴火では東京だけで５センチ降った。
しかも半月間降り続いたので、もしこれが今起きると大変なことになる。
日本の株価は暴落し、世界経済にも影響が出るのではないか。
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【スタッフが気になった成毛眞・2040年の未来予測③「原発後のエネルギーのカギは電池！その電池は日本のお家芸」】
今、世界の発電量は３分の１が太陽光発電や風力発電などの再生可能エネルギー。しかし、風がある間、太陽が出ている間しか発電できない。その電気を貯めないといけないので、電池が必要。その電池の技術に関して、日本は非常に先端的。特に全固体電池に関しては特許の数が多く、世界をリードできるかもしれない。
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【スタッフが気になった成毛眞・2040年の未来予測④「水がもっとも希少な資源になる」】
石油は再生可能エネルギーに移行するにつれてだんだん需要が減ってくると思われるが、水は絶対に必要。途上国で人口が増えると水の奪い合いが起こる。2050年にはアジアで10億人が水不足に陥るといわれている。国同士で川の水の取り合いが起こると、戦争を巻き起こす火種になり得る。その解決策としては、何かから水を作るしかないのではないか。未来の技術が必要になる。
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【村上さんが気になった成毛眞・2040年の未来予測「空飛ぶ車は実用化する！？」】
100％実用化する。ただ、都心を空飛ぶ車が走り回るのは考えにくい。たとえば、川の上を川沿いに飛ばすだけでも効率は非常に良くなる。ポイントtoポイントのタクシーのような感じで飛ぶのではないか。またはヨーロッパやアメリカのリゾート地で、気球に乗って遊ぶような感覚で空飛ぶ車に乗る、というツアーは出てくると思う。
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本の中には、ワクワクする未来もたくさん書かれていましたが、ゾッとするような予測も色々ありました。20年後というとまだまだ先のような気がしますが、思い返してみると、2000年からの20年ってあっという間でしたよね...。きっとあっという間に2040年になるんだろうなと思いつつ、20年後、大きく変わっているであろう社会に対して、自分はどうありたいのか...しっかり考えて生きていかないといけないなと考えさせられました。「2040年の未来予測」、リスナープレゼントとして頂きました！成毛さん、ありがとうございました！
坂口愛美