新型コロナウイルスの影響で働き方が見直される中、副業への関心が高まっています。
今回の講師は、このコロナの前から新しい働き方を自ら実践している
お笑いコンビ「ラランド」のサーヤさんにお話を伺いました。
サーヤさんは現在24歳。広告代理店の社員でありながら、芸人としても活動しています。
ラランドは昨年のM1グランプリで準決勝に進出。
お笑い第7世代として活躍していますので、ご存じの方も多いでしょう。
番組では令和の新しい働き方を探りました。
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【大学時代にお笑いコンビを結成!】
・上智大学(※外国語学部イスパニア語学科卒業。)在学中にお笑いサークルに入り、
相方のニシダさんとコンビを結成。学生芸人という肩書で活躍していた。
・相方のニシダさんは2度ほど退学するような人で、同じタイミングで卒業できないことが分かり、
自分自身は大学まで行かせてもらった親のためにもきちんと就職をし働いて親孝行しようと思った。
つまり安定したお金がある中で芸人を続けることを選んだ。
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【これが令和の芸人の働き方】
・就職先として広告代理店を選んだのは、どちらの脳も使いたいという考えから。
芸人を表だとすると代理店は裏方。両方経験していると無双できるのではないか。
・芸人は貧しい時代から一気に芸事で売れるのが美しいという古き良き考え、
「バイトをしながらで苦しいんです」というので気持ちよくなっている芸人が多い。
・就職という選択肢もあるというのを知って欲しい。令和の考え方にアップデート。
・芸人は売れたら副業する人が多いが、売れる前から他の仕事をしていてもいいのでは?
・芸人はマルチに活躍できる技能を持っている人が多いので、きっとどこでも活躍できる。
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【就職はベンチャー企業を狙った】
・副業というか兼業する上で相性の良い広告系の仕事をするということは決めていて、
採用面接時に芸人を続けることも伝えた。売り手市場だったのでやりやすかったというのもある。
・昔ながらの社風の企業より、柔軟な考え方をしてもらえるベンチャー企業を狙った。
・1社目の就職先となった広告代理店には3年勤め、芸人の仕事が入ったら、
有給を取ったりフレックス制度を利用したりするなどして対応してきたが、
徐々に芸人の仕事が増えたので、今は、よりやりやすい会社に転職。
・今の会社は裁量労働制で結果主義。時間の使い方も自分次第。
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【サーヤさんは「令和」スタイルだが、相方のニシダさんは「昭和」スタイル】
・ニシダさんは愛すべき「ポンコツ」。大学は退学、ギャンブル大好き。
実家がお金持ちなのでお金に困っている様子はない。
・ネタは2人で作るが、打ち合わせを遅刻したり、欠席したりする。
クライアントとのオンライン会議も遅刻したことがある。
・だが、男性には好かれるタイプのためうまくいっている。2人のバランスは良い。
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【今後の目標は?】
・「お笑いで成功したら会社を辞めるんですよね?」と言われるが、辞めない。
一方で、芸人の仕事場では「片手間なんでしょ?」と言われがちだが、どちらも続けていく覚悟。
M1グランプリで優勝して結果で見返したい。
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サーヤさんのお話は合理的で、まさに新しい時代を生きる女性の姿だなと思いました。
話しぶりからも分かる能力の高さ・・・。兼業できるの納得です。羨ましい。
サーヤさんのような若い世代が新しい働き方の先頭に立って突き進んでいるという事実が、
世の中を変えていきそうな気がしました。私も乗り遅れないようにしたいものです。
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余談ですが、この日はオープニングトークで「月曜から夜ふかし」の話をしました。
「経済クン」の音源が使われた件について・・・。
使われたことはありがたいです!日テレさん、ありがとうございました!!
でもね、本当にいろんな日があるんですっ。人間だもの。。。
by長麻未