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「コーヒードリップバッグ革命」NuZee Inc. 東田真輝さん

最近、ワールドワイドな経済クン。今回はアメリカでビジネスを展開し、
現地サンディエイゴにいらっしゃる方とネットを繋いでのインタビューです!
年間1000億杯ものコーヒーを飲むと言われているコーヒー大国アメリカ。
しかし、約10年前までアメリカにはドリップバッグが無かったそうなんです。
(アイスコーヒーも10年ほど前までは無かったとか!?)
そこに気づいてアメリカで展開した方が今回のゲスト、NuZee Inc. 東田真輝さんです。
会社がナスダックからの上場承認を受けて上場予定のタイミングでご出演下さいました。
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【アメリカに日本のドリップバッグを】
・コーヒー消費大国のアメリカに便利で美味しいドリップバッグが無いことに衝撃を受け、
大きなビジネスだと思った。
・実際にアメリカ人に品物を見せたら「グレイト!」「エクセレント!」と大好評。
・日本の高い技術をアメリカに...という点でもやり切らないといけないと思った。
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【アメリカでの主流は「Kcup」だが、ドリップバッグに変えてやろう!】
・アメリカではインスタントコーヒーというと、「Kcup」が主流。
年間150億杯分が消費されている。
・ただ、容器は主にプラスチック。アメリカ人はエコの意識が高いので、
環境の面からもドリップバッグの方が良いと推している。
・ドリップバッグのフィルター自体が商業ベースに乗っているのは日本しかない。
アメリカ人は「メイド・イン・ジャパン」が大好き。日本製への信頼度が高い。
・現在、サンディエイゴとテキサスに工場があり、年間2億2000万杯生産。
Kcupの消費量と比べるとまだ少ないので、今年は投資をして工場を拡大していく予定。
・新型コロナの影響は生産には全くなく、
ステイホームで家でコーヒーを飲む人が増えているのに伴って、注文が増えている。
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【起業する前は何をしていたの?】
・30歳まで日本で金融関係の仕事をし、その後は韓国で金融関係の仕事をしていたが、
38歳でリタイア。ニュージーランドへ家族で移住した。
・しかし、自分の中では何か消化不良な感覚があった。その頃、日本で東日本大震災が発生。
日本の知り合いが水を送って欲しいと連絡があり送ったら、
「ニュージーランドの水が美味しい」と大好評!そこで水を販売しようと決める。
・販売するラインナップの中に、コーヒーのドリップバッグがあった。
・金融関係の仕事はいわゆる「サラ金」。当時は人によく思われることが少なかったので、
第二の人生は人に素直に「ありがとう」と言って貰える仕事をしたかった。
・社名のNuZee Inc.(ニュージーインク)はニュージーランドに由来する。
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今後、ドリップバッグが世界のスタンダートになっていくと思うという東田さん。
アメリカ以外の国への展開も考えているそうです。
「ありがとう」と言って貰える仕事、みんなに感謝して貰える仕事、
かつ、自分が生きられるほどの収入がある仕事って何かなぁ、
自分には何ができるかな、できているかなぁと考えさせられた回でした。
by長麻未

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2020年06月06日(土)
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