今回は飲食業界に注目!2時限制でお送りします。
1時限目の講師は、渋谷にある生焼きホルモン元屋別邸のご主人、坂元鷹幸さん。
現在、東京都の飲食店は、
「朝5時から夜8時までの営業」や「お酒の提供は夜7時まで」と要請されています。
現場の声をお聞きしました。
2時限目の講師は、食トレンド家の渥美まいこさんです。
今、苦境に立たされている飲食業界を手助けするサービスを紹介していただきました。
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【1時限目:「飲食店の現場は?」生焼きホルモン元屋別邸 坂元鷹幸さん】
『Q.どのように営業しているの?』
・渋谷のお店は休業し、住宅街にある本店のみ夜8時まで営業中。
・休業しているのは「東京都感染拡大防止協力金」をしっかり貰うため。既に申請済み。
『Q.今後の経営はどう考えている?』
・お金は無くなってしまうかもしれないが、元々持っている経験や知恵は無くならないので、
それらを活かし、復活できる状態をどうしたら作れるか考えて、店を守っていく。
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【2時限目:食トレンド家 渥美まいこさん】
『Q.飲食業界からどんな声が聞こえる?』
・週単位で変わっているが、この1週間は閉店の話や
ウーバーイーツの配達をしているなど別の仕事を始めた話も聞く。
・SNSでは体力も気持ちも持たないというコメントも見受けられる。
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『Q.苦境に立たされた飲食業界を手助けする新たなサービスとは?』
①飲食店のオンライン料理教室
・セミナーや会議をオンラインで開催するために開発されたアプリ「Zoom」などを使って、
有名フレンチのシェフなどプロの料理人が教える料理教室。
・今は無料のところもあるが、今後、プロのレシピやアドバイスを提供することで
うまく有料化されていくのではないか。
・また、オンラインを通してファンを増やすことで来客数も増えるのでは。
②オンライン飲み会
・Zoomでの飲み会が流行ってきているが、派生したサービスが増えてきている。
・家飲みが楽しめるアプリ「イエノミ」はウェブマガジン「ビール女子」が始めたもので、
一般的なオンライン飲み会とは違って、ビール好きな知らない人同士が集まり、
地方の醸造所をウェブ上で見学できるイベントなどが行われている。
・参加者は参加料を支払うが、事前に醸造所のビールが送られ、飲みながら見学をすることができる。
・参加料は醸造所やメーカーなどに還元される。
③飲食店の背景画像サービス
・オンライン飲み会の背景に使うことができる。店内の様子を写した画像をオンライン上で販売している。
・行ったことがない店の中も気軽に見ることができる上、店側にとっては今後の集客に繋がるかも。
④飲食店応援オンラインコミュニティ
[1]個人経営で客単価が五千円前後の飲食店を支えるサービス「ニトベ」。
・名前は昔の五千円紙幣の肖像だった「新渡戸稲造」に由来している。
詳しくはまだ決まっていないが外食産業を応援するもの。
[2]未来のお客さんになる「キッチンハイク」
・お店に行く前に先にお金を払える仕組み。支えたいお店の有料チケットを買うことでお店を応援。
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このほか、飲食店に紐づく生産者を支援するサービスとして、
生産者と消費者を直接つなぐアプリ「ポケットマルシェ」や「うまいもんドットコム」というサイトも
ご紹介下さいました。この2つは、すでに利用しているという方もいらっしゃるかもしれませんね。
置かれた状況も人それぞれですので、無理のない範囲での支援、支えあいをしていきましょう。
by長麻未