「音楽業界を救う！」origami PRODUCTIONS 代表 対馬芳昭さん

新型コロナウィルス感染拡大防止のため、緊急事態宣言が発令されてから
初めての放送となった４月１１日は「リモート」で皆様にご出演いただきました。
番組パーソナリティの村上さんは、なんと自宅からスカイプで登場！
放送でもおっしゃっていましたが、機材のセッティングに２時間かかったそうです...。
（※前日から準備して下さったそうで、ありがとうございます。）
そして、今回は通常のゲストさん枠と緊急企画枠の２本立てでお送りしました。
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【音楽業界を救うプロジェクト開始！】
新型コロナウイルスの影響で様々な業界が窮地に追い込まれる中、
音楽業界を救うため自己資金を寄付しようと決断した人がいます。
音楽レーベル『origami PRODUCTIONS』代表の対馬芳昭さん。今回の講師です。
音楽業界は、皆さんご存知の通り、ライブやコンサートが軒並み中止、
そして、音楽を教える教室も自粛が促され、
金銭的に困っているアーティストの方が増えてきました。
そこで、立ち上がったのが対馬さんです。詳しく伺いました！
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【寄付するに至った背景】
・音源を出している方は買ってもらうことで収益はあるかもしれないが、
ライブ専門のエンジニア、バックで演奏するアーティスト、イベンターは仕事が100％無い。
そういう仲間が職業を変えなくてはならない状況になって欲しくない。
・実はコロナに関係なく、2000万円を使ってアーティストのサポートをしたいと
計画していた。そのタイミングで今の事態が起きた。
・今必要なのは、音楽仲間の生活を守る事だと思い、２つの支援をしようと考えた。
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【プロジェクト①『White Teeth Donation』】
・貯めていたうちの半分の額、1000万円を音楽関係者に寄付するプロジェクト。
・プロジェクト名の『White Teeth Donation』は、直訳すると「白い歯、寄付」。
どんな肌の色の人も笑った時に見える「歯」は白いという共通点がある。
尊重し合い、今の事態を終息させようという気持ちを込めた。
・分配するのは、基本的には知り合いの困っている音楽関係者。
自分が事務所を立ち上げた頃、安い金額で仕事を受けてくれた方々などを助けたい。
・これまで全く接点のない方からも申し込みが来ているが、正直、なかなか全員に
行きわたる金額ではないので、プロフィールなどを送ってもらい判断している最中。
・今回の寄付に使わない残りの1000万円は今後のプロジェクトにまわす予定。
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【プロジェクト②『origami PRODUCTIONS』】
・プロのアーティスト向けに楽曲を無償提供するプロジェクト。
・「origami PRODUCTIONS」所属のアーティストは、
アーティストでありプロデューサーでもあるので助ける側に回れるのではと考えた。
・アーティストが楽曲を制作し、インターネット上にアップ。
それの楽曲を使って、自由にアーティスト活動をしてよい。収益は全てリリースした人の物。
・パラデータでドラム、ギター、ベースなどが別々に入っているので、必要なものを使ってよい。
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続いては、経済評論家の上念司さんに、
４月１１日の時点で政府が掲げる経済対策に対するご意見を伺いました。
まず、約108兆円の経済対策に関しては、
返さなくていいお金「真水」と返さないといけないお金「塩水」を理解すべきだという話に始まり、
現時点では真水は20兆円。もともと話に出ていた額よりも増えたが、
実際にお金を貰えるまで時間がかかることや細かい条件があることを指摘されていました。
（※これは、収入の減った世帯に３０万円の現金給付と言われていた時の放送です。）
また、税金に関しては、赤字のところも多いのだから、「今年は税金いらない！無料！」と
言ってしまった方がいいのではないかという意見も上念さんから出ました。
最後に、政府が何をしたらよいか、上念さんの考えは、
「社会保険の引き落としを来年３月まで止める」「消費税を減税する」
「現金給付も条件なしにする」「マスク２枚配る時に一緒に政府小切手を入れて同額ばらまく」
「ばらまくお金は非課税ではなく課税にすることで、収入が多い人から回収する」
「日銀がお金をバンバン刷る」「コロナウイルスの件が終息したらみんなバンバン働く」
以上です！今回も忖度なく語って下さいました。
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対馬さんのように、同じ音楽業界にいても周りの人に比べたら余裕があるから、
困っている業界の仲間を助けようと動くその行動力、なかなか真似できるものではありませんよね。
本当は誰しもみんなを助けたいという気持ちがあると思います。
ただ立場によって困り度合に差があるので一概に言えませんが、
何とかしてみんなで乗り越えたいものです。stayhomeも私たちができることの１つですよね。
by長麻未