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「新型コロナウイルスと経済」経済アナリスト 森永卓郎さん

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3月28日(土)の放送は、
新型コロナウイルスによる経済の影響を経済アナリストの森永卓郎さんに伺いました。
森永さんがこの時点で考える対策も教えていただきましたよ。
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【今は四重苦だ!】
・今の日本経済は、「消費税増税」、「新型コロナウイルス感染拡大」、
「東京オリンピック延期」、「(土地や株の)バブル崩壊」で四重苦。
・特に今年は戦後経験したことのないマイナス成長になるだろう。下手すると2桁のマイナス。
・東京オリンピックが延期することで、大会運営費は6000憶円のマイナス。
そのほか、オリンピックへ向けて建設した宿泊施設も含め、
オリンピック期間中は予約でいっぱいだったが、それらもキャンセル。影響は大きい。
・唯一の希望は、オリンピックが来年に延期になったことで、
ボロボロのところから立ち上がるぞという希望の光になるということ。
元々、「日本の復興五輪」とされていたが、「全世界のコロナ克服記念五輪」となるのでは?
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【政府はどういう対策をすべきか?】
・世界で足並みを揃えて、4月の1か月間、公共機関以外、必要最小限にして皆で仕事をしない。
・商品券だと給付まで時間がかかるので、現金を給付する。
・今回の日本の不況は消費税増税が引き起こしたのだから『消費税をゼロ』にするのが1番いい。
・消費税をゼロにすることでの減ると予想される税収28兆円分の国債を発行し、
日銀が全部買えば財政負担がゼロになる。
・安倍政権下で、毎年国債を60兆円買っているが、インフレになっていないから問題ない。
・消費税を上げたときに、また不況になるという意見もあるが、
消費税ゼロの期間を無期限に、インフレになるまで続ければよいのでは。
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【「ロックダウン(都市封鎖)が東京で起きたら日本経済はどうなるの?】
・東京都の1か月のGDPは100兆円強なので、
1か月封鎖しても日本のGDPに対する影響は0.2%くらいだと思われる。
・事実上、ゆるやかな首都封鎖はすでに始まっている。
東京都が、今週末は不要不急の外出を控えるよう呼びかけている上、
周辺各県も東京都への不要不急の外出自粛を呼び掛けている。(※放送日時点。)
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そのほか、森永さんは感染経路が不明な「市中感染者」の調査をしっかりして欲しいと訴えました。
いま、感染しているかどうかを調べるPCR検査を全員が受けられる状況ではありませんからね。
私たちができることは、感染しているかどうかが分からないのですから、
「うつさない」ように行動するということですよね。
最後にこの外出自粛の時期の過ごし方として、森永さんは「アーティストになる」ことをご提案。
家で過ごす時間が増えるので、小説を書いてみたり、楽器を弾いてみたり。
そこから何かが生まれるかもという前向きな考え方です。
森永さんご本人も、童話を書いたり、楽器を弾いたり、畑仕事をしたりして過ごしていらっしゃるそうです。
正直、今は何か新しいことを始める気にならないかもしれませんが、
なるべく「前向きに前向きに」いきましょう。皆様どうかご自愛ください。
by長麻未

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2020年03月28日(土)
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