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「アーケードゲーム機をシェアする」ゲーセン女子 おくむらなつこさん

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今回のゲストは、年間330日もゲームセンターに通うという「ゲーセン女子」、おくむらなつこさんです。
普段、都内の企業にお勤めなのですが、ゲーセンが好きなあまり、ゲームセンターに設置してあるアーケードゲーム機を、一般企業に貸し出す会社「アケシェア」を起業しました。
なぜ、おくむらさんはアーケードゲーム機のシェアリングエコノミーサービスを始めたのでしょうか?
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【「ゲーセンに救われた」生粋のゲーセン女子】
・小学1年生からゲームセンター(ゲーセン)に1人で通う。
習い事が始まるまでの時間をゲーセンで過ごしていた。
・ゲーセンは1つのコミュニティ。老若男女、様々な世代の方が集まるので社会勉強にもなる。
・中学生の頃、学校でいじめを受け、学校には居場所が無かった時があったが、
ゲーセンでは、「〇〇中学校のおくむらさん」という肩書は関係なく周りが接してくれたので、ゲーセンに救われた。
・「街のゲーセンが街の子どもを救う」場所になることもあるので、
街のゲーセンが減っていく現代、なんとか街のゲーセンを守っていきたいという思いがある。
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【アーケードゲーム機を貸し出す「アケシェア」】
・ゲームセンターにあるアーケードゲーム機を企業などに1台から月単位で貸し出す。
機種にもよるが1台、月1万円~レンタル可。
・シェアリングエコノミーという形をとっていて、
「ゲームセンター(貸す側)」と「企業(借りる側)」を繋ぐサービスを行っている。
・ゲームセンターには今使っていないゲーム機が倉庫に資産として保存されているので、
それを「ぜひ使ってみませんか?」という提案からスタート。
・貸し出すゲーム機は約300種類。古いものから新しいものまでと幅広く、様々な世代が楽しめる。
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【利用者の意外な声や使い方】
・クレーンゲーム機をはじめとするプライズゲーム機の中に、自社製品を入れてPR用に使ったり、
景品用カプセルの中に「社長と2万円ランチ」と書いた紙を入れるなど福利厚生用に使ったりと様々。
・ワニワニパニックやエアホッケーのように体を動かす体験ゲーム機はレクレーションスペースに。
・設置したことで、仕事をしている時には分からなかった社員の姿を見ることができる。
新しい関係性が生まれるなど仕事にも良い影響が。
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【おくむらさんの今後の夢】
・街にあるいろんな企業がゲーム機を設置することで、
街の各地にゲーム機があるという1つの街が大きなゲームセンターになるのが夢。
・今、経営が苦しいゲームセンターが「アケシェア」などのサービスを使って、
普段は倉庫に保管している資産(ゲーム機)を貸し出すことで、少しでも利益にしてもらえれば。
・アーケードゲーム機の歴史に「おくむらなつこ」の名を残したい。
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おくむらさんは、「アケシェア」の仕事を「副業」ではなく「複業」とおっしゃいました。
副業だと本業があり、収入を補うためにやっている補助的な感じがしますが、
確かにおくむらさんには「複業」という言葉がぴったり。どちらも本業です。
この番組で「個の力が大切」という話が度々出てきますが、
好きなことを仕事にしたかったら、主体的に動いて本業にしていく力が必要なのでしょうね。
・・・あ、言葉のブーメランが。私もボチボチ頑張ります。
by長麻未

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2020年03月14日(土)
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