今回は、文化放送での放送日、2月29日が4年に一度の2月の肉の日ということで、
牛、豚、鳥に代わる「第4のお肉」についてお勉強しました。
講師は、食トレンド研究家の渥美まいこさんです。
(前回はタピオカブームについて語って下さいました。)
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【世界で第4のお肉となりそうなもの①『植物肉』】
・植物由来、例えば緑豆や大豆などで作ったお肉のこと。豆やコメのほか、油や水を合わせて作られている。
・元々、日本に大豆で作ったお肉はあったが、アメリカで「ビヨンドミート」という企業が始めたのをきっかけに2010年頃から拡大している。アメリカだと健康志向の他、環境意識の高まりから広まった。
・アメリカでは2040年に50兆円市場になると予測されていて、投資の対象にもなっている。
・日本での植物肉はまだそれほど広まっていない。値段も肉より高め。
・日本だとモスバーガーが2015年に期間限定で大豆を使ったパティを販売したことがある。
・2015年にマルコメが大豆のお肉を販売。
・2018年に大塚食品がゼロミートを販売、森永製菓がゼンミートを販売。
・2019年に伊藤ハム、ひかり味噌、2020年から精肉最大手の日本ハムが参入。
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☆余談☆【アメリカでは「ミルク」の革命が起きている】
(※この話をする前に、まさか村上さんが植物肉を使ったハンバーグを食べながら「ミルクボーイ」さんのようになるとはスタッフ一同、誰も想像していませんでしたが、)
アメリカでは、牛乳ではなく、アーモンドミルクやオートミルクなどが日本より先に普及して定着しているが、日本でも定着し始めている。
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【世界で第4のお肉となりそうなもの②『羊』】
・以前のジンギスカンブームとは違って、「ラム肉」を使ったメニューが増えてきている。ラムチョップやラム肉のしゃぶしゃぶなど。
・ファミレスでもラム肉を使ったメニューがあったり、一般のスーパーマーケットでも売られるようになったり、クックパットにもラム肉を使ったレシピが載っていたり・・・。
・ラム肉の臭みが気になる方が多かったが、流通が早くなってきたので、新鮮で臭みが無くなってきた。
・もともと「ラム肉」は世界的には「晴れの日の肉」。フレンチなどにも使われている。
・グルメ雑誌の「dancyu」では、去年「羊肉」の特集が組まれた。
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そのほか、「食トレンド研究家」である渥美さんには「今後来るグルメ」を教えていただきました。
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【モクテル】
・「モクテル」とは、似せたという意味の「モック」と「カクテル」を組み合わせた造語で、ノンアルコールカクテルの新しい呼び方。
・お酒を飲めない、あまり飲まない若者が増える中、バーなどで雰囲気だけは味わいたいという方にも人気。
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第4のお肉に対して、投資の話もでましたが、私たちが生きるために「食」は切り離せないもの。
世界の人口を考えるとこれほど大きな産業は無いかもしれませんね。
by長麻未