あけましておめでとうございます!2020年もどうぞよろしくお願いします。
新年最初の講義は、縁起の良い食べ物といわれる「卵」についてお勉強。
卵は「金運アップ」にも良いとも聞きますので、経済番組にピッタリですね。
番組開始早々、村上さんが「卵の黄身が苦手。白身は好き。」という話をされましたが、
この日は実際に食べてもらうという流れとなっていましたので、
スタッフ一同、少々不安になりながらスタートしましたっ。
講師は、ミュシュラン店の方にも人気で予約が殺到している卵生産者、田中農場の田中拓也さんです。
生産している卵はおいしいのはもちろん、臭みがないという点も人気の理由の1つです。
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【「田中農場」とは?】
・埼玉県深谷市にあり、農場は窓がない「ウインドウレス鶏舎」。
窓がないので温度管理や衛生管理がしやすく、野鳥が入ってこないので鳥インフルエンザ対策にもなる。
・12万羽のニワトリを常時4人で管理している。
一般的には、10万羽に対して1人の管理者というところが多い。
・従業員は全体で30人。お世話以外に、卵のパック詰め、販売なども行っている。
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【「田中農場」の卵の特徴は?】
・卵が苦手な人でもおいしいと思えるように、生臭さを無くすようにしている。つまり雑味が無い卵。
そうすることで、卵本来の黄身の甘みと、白身の凝縮した旨みを出している。
・雑味が無い卵にするのに大事なことの1つは、鶏舎の毎日の掃除!!
実は、卵の殻には目に見えない穴が1万個以上あり、呼吸している。
つまり、周りの匂いが入り、白身に匂いが付いてしまう。黄身はエサの影響を受ける。
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【卵の値段はどうやって決まるの?】
・「お上」が決めている。トリや卵が多ければ多いほど安くなる。
現在、需要と供給のバランスが崩れていて、卵の値段は安くなっている傾向がある。
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そのほか、「ヒナをどうやって育てるのか」や「たまご屋さんは1日にどれくらい卵を食べるのか」
「生産者の1日のタイムスケジュールは?」などリスナーの皆さんからの質問にも答えていただきました。
ちなみに、田中農場では、約700日まで卵をとり、その後は鶏肉になるそうです。
卵の売り上げとエサにかかった費用が「トントンになる」のが大体その辺りだとのことです。
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【生産者の田中さんおススメの食べ方】
☆『TKM』、つまり「たまご・かけ・麺(めん)」!
・太めの麺に、生卵とタレをかけたもの。
・田中さんのおススメは、実際にこの料理をお店で出している
埼玉県熊谷市のつけ麺店「ゴールデンタイガー」のTKM(たまごかけ麺)。
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今回は田中さんのお話とリスナーの皆さんからの情報のおかげで卵の知識が深まりました。
ありがとうございます。
縁起が良いといわれる卵のお勉強からスタートした「村上信五くんと経済クン」。
今年はますます番組全体の運気が上昇しそうです。今年もよろしくお願いします!
by長麻未