今回は「悪いお金のプロ」を懲らしめながら資産運用を中心としたお金の問題を解決していく漫画、
「マンガでわかるシンプルで正しいお金の増やし方」の著者で、
経済評論家の山崎元さんをお迎えしました。
漫画で描かれている「悪いお金のプロ」とは、銀行員、証券マン、ファイナンシャルプランナーなのですが、
当番組では、つい先日、ファイナンシャルプランナー(FP)の方をお呼びしたばかり。
「悪いプロ」はどういう方なのでしょう?
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本の目次には、お金を増やしたいなら...
「他人を信じるな」「年金と積立投資を使え」「新築マンションは買うな」
「生命保険には入るな」「FPに騙されるな」「銀行に近寄るな」
とあります。お金のプロは私たちにとって頼れる存在ではないのでしょうか?
マンガに登場する「名台詞」を紹介しながら、元金融マンでもある山崎さんに説明していただきました!
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『商品を売って儲けている人に相談してはいけない』
商品とは「生命保険」「投資信託」「不動産」など。
例えば、ファイナンシャルプランナーが、
相談に来たお客さんに「生命保険を見直しましょう」といって別の生命保険を紹介する。
実は、その保険の代理店も兼ねていて、生命保険に加入させることでお金を設けている人がいる。
相談する相手は、「商品を売らない人」がよい。
商品を売らない人に「有料」で相談したり、
医療の世界で言うセカンドオピニオンのように2人以上のお金のプロに相談したりしてみる。
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『銀行の窓口で扱っている投資商品は、ほぼ100%クズな商品だ』
典型的には投資信託。
例えば、銀行では1000万円に対して大体3%の手数料ということで30万円払い、
さらに残高があると1年間に1.5%で15万円払うことに。つまり1年間に45万円も払うので、
なかなかお金が貯まらない。
しかし、世の中には1000万円に対して0.5%以下の手数料で十分運用できる投資信託がある。
手数料が多いと儲けも大きいが損も大きい。
手数料で銀行が儲けるようになっている商品が多いので、気を付けるように!
★山崎さんおススメの手数料が少ない商品は?
「インデックスファンド」、「個人向け国債の変動金利型10年満期」。
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『医療保険は不要で、かつ損なんです。儲かるのは保険会社だけです』
多くの方が健康保険に入っていて、高額療養費制度があるので、医療費がかかっても基本的には十分払える。
どうしても「医療保険」や「生命保険」に入らないといけない場合というのは、
所得の少ない世帯に子どもが生まれた時など。その場合、「掛け捨て」がお勧め。
また、がん保険に入ったからといって、癌にならないわけではない。
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『銀行にむしりとられないためには、ほったらかしの投資が一番なんだよ』
銀行員や証券マンに、自分をほったらかしてもらう。
かまってもらっている状態は、余計な手数料が掛かっている状態。
株価がいつ上がるか下がるはプロでも分からないので、結局じっと待って増やしていくしかない。
例えば、「手数料が安い投資信託」と、
減らしたくないお金は「個人向け国債の変動金利型10年満期」にして持っておく。それだけ。
★お金のことは心配しないで、お金より大事なことに時間をかけ、生きていく方がよい!
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番組では一部をご紹介いただきました。
山崎さんの漫画は目からうろこの話も多く、とてもためになります。
「お金のプロ」の方がお知り合いにいらっしゃると少し心苦しいと
感じる部分もあるかと思いますが、自分のお金です。大事にしましょう。
by長麻未