今回のゲストは、村上さんたっての希望で出演が実現!伝説のプライベートバンカー、杉山智一さんでした。
プライベートバンカーとは、金融サービスのコンシェルジュ。
投資に限らず財産の管理や法律、税金、不動産などに関することをアドバイスしてくれる方です。
ちなみに、年末の時期はいつも以上にお客様との会食が増えるそうで、
帰りが午前2時、3時になることも多いとの事です。大変ですね。
【そもそも「プライベートバンカー」とは?】
・起源は16世紀くらいのフランス。宗教戦争の最中、貴族が金品を奪われる事件が多発。
・そのため、奪われないようスイスの資産管財人に預けて、子孫に財産を残したのが始まり。
・資産の運用管理のほか、ご子息の学校をアレンジするなど、執事や秘書のような存在だった。
【杉山さんの現在のお仕事事情は?】
・現在のお客様は80件。このうち3分の1が国外の方。シンガポール、香港、モナコなど。
・お客様とのミーティングは1回当たり2時間ほど。
ランチやディナーミーティングという形をとることが多く、1日に2回ディナーを食べることも!
・お客様の要望で大変なのは「いつでも電話にすぐ出ろ」というもの。
別のお客様とのミーティング中でも出ないと取引がなくなることも。
【プライベートバンカーは資格が必要なの?】
・日本でいう証券外務員という資格の他に、シンガポールや香港はプライベートバンク専用の試験がある。
銀行とプライベートバンクは別物。
・お客様のポートフォリオを税制が変わるたびに変えていかなくてはならないので、常に法律の勉強も必要。
【杉山さんが思うプライベートバンカーの魅力は?】
・決められた商品を勧めるのではなく、お客様にオリジナルの投資政策書を提案できるところ。
【一般的にプライベートバンカーを利用できる資産の額は?】
・基本的に、日本は1億円以上、シンガポール、香港は3億円以上。
今、シンガポール、香港は超富裕層がどんどん増えている。
・紹介などで2000万円~3000万円の資産でも頼める場合もある。
【資産1000万円以下の場合の投資方法】
・資金が少ない時に株を買ってもほぼ負ける。タイミングよく買うのは難しい。
・毎月同じ日に同じ額を積み立てていくとよい。投資するのに「インデックスファンド」がおススメ。
・日経225のように日本だけだと崩壊した時に大変なので、世界・先進国が集まったインデックスの方がよい。
・これを25年やると定期預金より増える。
・資産を増やす時にネックになるのは手数料や増えた時に払う税金だが、
NISAは今のところ期間限定だが、売却で利益が出ても配当を受け取っても非課税。
・・・・・と、このようなお話をしていただきました!
私は、もちろん資産が1000万円以下ですので、
「これは投資のチャンスかも!日経225からの乗り換え時か?」などといろいろ考えさせられました。
まぁ・・・老後の心配は解消されていませんが、前向きに生きていきます。
by長麻未