今年も残すところ1か月を切りました。
そこで今回は、北朝鮮情報専門サイト、デイリーNKジャパンの編集長・高英起さんをお迎えして、
2018年の北朝鮮情勢を振り返り、「北朝鮮びっくりニュースベスト5」を紹介していただきました。
【第5位】 『本当にある?北朝鮮のこっそりクリスマス』
北朝鮮においてキリスト教は事実上禁止されている上、
12月24日は金正恩朝鮮労働党委員長の祖母の誕生日なので、「クリスマス」はできない。
しかし、海外からクリスマスを楽しむ文化が入ってきて、こっそりと楽しむ若者がいるらしい。
例えば、ホテルなどの地下でお金持ちがクリスマスソングを流して楽しんでいるとのこと。
高さんは、海外にいたこともある金委員長のことなので本人も身近な人にクリスマスプレゼントを渡すなど、
クリスマスを楽しんでいるのではないかと予想。
【第4位】 『平壌の若者にも大人気!BTS』
今や世界的にも人気の韓国の男性ヒップホップグループ・BTS(防弾少年団)。
北朝鮮では韓国の音楽も禁止されていて、もし聞いているのが見つかったら処刑されるが、
こっそり、韓国の音楽データをSDカードに取り込み、音楽データが拡散されている。
SDカードやDVDを再生する専用の機器もこっそり流通していて、
音楽PVなどを見て、歌やダンスを楽しんでいる若者もいる。
実は韓国だけでなく日本の音楽もこっそり流通している。
【第3位】 『一攫千金を狙う!イカハンター続々出現』
日本に到着している北朝鮮のイカ漁船は工作船ではなく純粋にイカ漁船。
北朝鮮でイカは高級品。富裕層がスルメをアテにお酒を飲んで楽しんでいる。
イカは中国に高く売れるので、北朝鮮はお金を稼ぐために漁に出ている。
2週間の漁で4人家族が2か月暮らしていけるくらいのお金を稼げるので、
危険が伴うと分かっていても無理してイカ漁に行っている。
【第2位】 『北朝鮮セレブ危機一髪!蔓延するダイエット薬』
ダイエット薬の正体は「覚せい剤」!北朝鮮は覚せい剤が蔓延していて、深刻な問題となっている。
北朝鮮では、以前、違法な外貨稼ぎのために国内で製造して中国を通じて密輸していた。
しかし、中国での取り締まりが強化され輸出先がなくなってから、北朝鮮国内で蔓延するようになってしまう。
覚せい剤をタバコやお酒などの嗜好品と思っている人も多い上、取り締まる側が覚せい剤に手を出すなど酷い状況で、
この覚せい剤汚染の現状を見て、「ここにいてはダメだ」と脱北したという人もいるとのこと。
【第1位】 『電撃!奇跡の米朝会談』
金委員長が父も祖父も成し遂げられなかった米朝会談を開催したということで国全体が盛り上がった。
しかし、高さんの見立てでは、トランプ大統領と金委員長の関係は悪くないが、
アメリカと北朝鮮といった国同士の関係はまだまだ良好ではない。
決裂しないように、今後どう動くか注目。
・・・第1位が歴史的なニュースとなった米朝会談だったことは納得ですね。
さて、今回は「びっくりニュース」でしたが、私もスタッフも「びっくり」したのは、恐らくオープニングトーク。
今年も終わろうとしているこの時期に、村上さんに今年初めての悩みが!と。
スタッフ一同、一瞬心配したのですが、悩みは「ソファを買うかどうか」でした。
以前、ソファで寝てしまわないよう処分したとお話していたと思うのですが、
末端冷え症のため、冬は床に座って過ごせなさそうとのことです。(床暖房だけじゃ心配とのこと。)
「ソファ 最高級」という検索ワードで新しいソファを探しているそうですよ。
深刻な悩みではなくて安心しました。
by長麻未