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「転ばぬ先の杖となる相続術」税理士 内藤克さん

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今回のゲストは、著書「残念な相続」が大ヒット!この本の作者で税理士の内藤克さんでした。
相続の問題はいつ自分の身にふりかかってくるかわかりません!相続税はかからなくても「相続」の手続きは必要です。
「残念な相続」とならないよう基礎の基礎を学びました。


【最近「おひとり様 相続」が増え始めている!】
一人っ子が独身のまま亡くなってしまうと相続する相手がいないので、財産は国の物になってしまうそうです。
そこで、家族ではない方、お世話になった方や施設に譲る「遺贈」も増えてきているようです。
時代によって相続も様々ですね。


【相続税の申告期限は10か月以内。その期限内に申告すると『2大特典』がある!】
2大特典は、「配偶者の税額軽減」「小規模宅地などの評価減」です。
☆「配偶者の税額軽減」
・・・配偶者の法定相続分(2分の1)までの取得には相続税がかからないという制度。
そもそも夫婦の財産は2人で築き上げてきたものですから、相続税がかかるのは大変ですよね。
この制度は助かります、本当に。
☆「小規模宅地などの評価減」
・・・相続した自宅の330平方メートルまでの部分について80%評価額を減額できる。
住んでいるところに課税されたら残された人はその後の生活が大変です。
この制度が適用されると、仮に1億円の家を相続したら、2000万円として評価され、
2000万円の相続として税金がかけられるとのことです。80%は大きいですね。


その他、【不動産を相続する際は、権利書をなくしても『領収書』は絶対なくすな!】とか、
【相続放棄をする時は親戚にも伝えよう!】という注意点についてもお話しいただきました。
内藤さんの著書「残念な相続」に詳しく書かれていますので、気になる方は本を手に取ってみて下さい。


また、番組では相続のお話のポイントとなる部分を空欄にして、空欄には何が入るかを
村上さんにクイズ形式で考えてもらったのですが・・・。
解答の素早さと内容で楽しませていただきました。毎回トークの勉強になり感謝しております。

by長麻未

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2018年12月04日(火)
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