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「経済の不都合な話」をお勉強!マーケティング評論家 ルディー和子さん

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今回はマーケティング評論家のルディー和子さんをお招きし、ルディーさんの著書
「経済の不都合な話」の中から、私たちの未来に役立つ経済の心得などをお話いただきました。
一部を簡単にご紹介しますと・・・
【会社は必ずいつかは無くなる!】
大企業はずっと存続し続けるという思い込みがあるが、会社はいつか無くなる。
2014年の調査で日本の会社の寿命は23.5年。世界的にも現在20年を切っている。
【会社を存続させるために事業内容を変える!】
会社は残るためにいろんな努力をするが、事業内容を大きく変える会社も少なくない。
例①「富士フイルム株式会社」。
1934年、「富士写真フイルム」という名で創業したが、デジタルカメラの普及により、
2000年からの10年間で売り上げが2500億円も縮小。
そのため、医薬品・医療・化粧品関係など40社くらいを買収して事業内容を入れ替えた。
社名も2006年に「富士フイルム」へ。
例②「株式会社丸井」
ファッション・アパレルを中心とする小売業から最近は金融業を重視している。
自社のクレジットカード・金融サービスを提供することで収益を上げている。
(※クレジットカードに関わる業務はエポスカード株式会社へ移行。)
例③「株式会社ミクシィ」
2004年にSNS「mixi」をスタートさせたが、
2008年に海外から「Facebook」が入ってきて、徐々に利用者が流れ出ていった。
そんな中、スマートフォン向けゲーム「モンスターストライク」の大ヒットにより、
経営の柱はゲーム事業に。現在、利益の90%以上を占める。
【事業内容を変えて会社を存続させることは誰にとって幸せなことか?】
事業内容を変えて成功したとしても、喜ぶのは会社の一部の人だけ。
変えたことで構造改革が必要になり、リストラされる職員もいる。
【会社に頼る時代は終わりつつある!】
会社が続くという思い込みは捨て去り、
どういう仕事をしていきたいか自分で決めることが必要!「個」の時代が来ている!
【大企業信仰は捨てろ!小さい企業に目を向けろ!】
創業200年以上の会社は、世界に5586社あるが、そのうち日本は3146社もある。ダントツ!
食べ物、お酒、旅館など、このような会社は家族で継承してきた小さな企業が多い。
小さな企業は何かがあっても融通がきき適応しやすい。恐竜よりも小さな哺乳類が生き延びたのと似ている。
などです。
そのほか、経済学の父『アダム・スミス』の定説を打ち破った
ハンバーガーチェーン「マクドナルド」の話などをしていただきました。
「労働量が価値を決め、価値が価格を決める」といっていたアダム・スミス。
それが2000年にマクドナルドの激安バーガーが登場したことによって変わったというお話でした。
価値に基づいて決められる価格が、価格によって価値が決まるという逆転現象が起きたのです。
さらに現代は、ネット通販でよく見られるように同じ価格の商品でも「送料が無料」「配送が早い」など
価格以外にも価値があります。
あらためて話を伺うと納得できますが、気付いていないだけで
今までの考え方から変わっているものって他にもいろいろありそうですね。
番組の冒頭で村上さんがお話していた再現ドラマ出演のお話だって同じかもしれません。
アイドルがドラマで真面目に演じている場面を見た方々が「失笑の嵐」や「爆笑」って、
従来の考え方ではなかなかないと思うのですが・・・。
by長麻未

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2018年11月05日(月)
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