
国鳥→キジ、都民の鳥→ユリカモメ
鳥類保護の思想を広めるために定められていることが多いようです。
その国を代表する鳥や、国民に親しまれている鳥、
その国固有の鳥が選ばれるケースがほとんど。
日本の国鳥は「キジ」です。
22名の鳥学者が集まって、日本鳥学会が1947年に制定しました。
ヤマドリ、ウグイス、ハトなども候補に挙がっていたそうですが、
最終的にキジに決まったのは、
日本固有の鳥であること。
本州・四国・九州では一年中見られる鳥であること。
人里近くに生息しているので、目にする機会が多いこと。
オスは勇敢な性質で羽の色が美しいこと。
メスは母性愛が強いこと。
「桃太郎」にも登場するため、古くから親しまれていること。
などを理由に、最終的に多数決で決まったそうです。
都民の鳥は「ユリカモメ」です。
キジバト、ヒバリ、ムクドリ、メジロ、ユリカモメなど10種類の候補をあげ、
都民からのハガキ投票により、1965年にユリカモメに決定しました。
新交通ゆりかもめは、ユリカモメと同じように都民の親しんでもらえるよう
「ゆりかもめ」と名付けたそうです。