12月27日の放送告知
12月20日の「みのもんたのニッポン discover again」
作家の田中康夫さんのお話は、いかがでしたか?
放送を聴き逃してしまったという、あなた!!
12月21日(月)20時から12月28日(月)17時まで、こちらのブログ内で、アーカイブ音源をお聴き頂けます。
さて、次回のゲストも田中康夫さんです。
田中さんは2000年から2期6年に渡って長野県知事を務め、財政健全化を実現した経験と長年の作家の立場から、今後の日本について、しなやかに語っています。
今度の放送では、田中さんが敬愛する経済学者・宇沢弘文(うざわ・ひろふみ)さんの言葉やメディアリテラシーの本来の意味などをわかりやすく紹介して頂きました。
また、来年の参議院選挙へ出馬を促すかのように水を向けるみのさんに対し、田中さんの反応は!?
みのさんとの異色対談の第2弾、是非お聴きください!!
田中さんについて思い出すのは、2000年の長野県知事就任当時のこと。
とある人に挨拶したら、名刺を折り曲げられたことがありましたよね。
あのシーンをニュースで見て、「(田中さんは)これから大変なところで仕事をするんだな」と思ったのを覚えています。
と同時に、長野県に対するいいイメージが、自分の中で一瞬、崩れましたね。
長野は私の祖父の故郷でした。
私が3歳の頃に亡くなったので祖父に対する記憶はありませんが、その分、かえって祖父を知りたいという気持ちがありました(今でもあります)。
2000年の夏に、信州・松代に出掛け、祖父のことを知る人に話を聴き、大変よくして頂いたことに加え、川中島の古戦場、妻女山、山本勘助の墓、武田信繁ゆかりの典厩寺、真田宝物館、長国寺・・・個人的な戦国時代研究も楽しかったです。
大学のゼミで出会った男も長野出身で、クセはあったけどいい奴でした。
そんなこともあり、長野に対するイメージは良かったのに、あの名刺折り曲げ事件(田中さんからすれば、折り曲げられた事件ですが)で、「長野にも、いろんな人がいるんだな」と思ったわけです。
そりゃ、そうなのですが、それまで私が見聞きしたり、感じていた長野のイメージが一部分だったにせよ、田中さんの名刺を折り曲げたあの人のあの行動は衝撃が大きく、長野県の品位を下げるものでしたね。
たとえ考えや意見が違ったり敵対していても、どんな理由であれ、挨拶に来た人の名刺を折り曲げるなんて。
田中さん、よく我慢したな、と。
※これについては後日談があり、名刺を折り曲げた局長は田中さんを理解していた人物で、その後も国直轄ダム計画を中止させる際に尽力したとのこと。あの映像だけが切り取られて流れ、「シメシメ」と思っていた部長(を含めた守旧派)がたくさんいたそうです。まんまとメディア戦術に15年もひっかかり続けた私ですが、その場にいた人にきちんと聴かないと見えてくるものが見えてきませんね。反省しました。
もちろん、今では長野県へのイメージも回復しています。
田中さんには、多感な時期を過ごした長野県に対する思いを聴くのを忘れてしまいました。
女性の話も含め、それは今度お会いした時の楽しみに取っておきます。
田中さんのオフィシャルウェブサイトも是非ご覧ください。
http://www.nippon-dream.com/
構成作家 後藤知紀
みのもんた
歴史・文化・芸能・スポーツなどに造詣が深いみのもんたが【東京】【日本】【時代】【人間】をテーマに、各界の著名人をゲストに迎えます。
対談を通じて、日本の伝統・文化、日本人の生き方など様々な事象を掘り下げ、「再発見」し、未来につながる理想の日本、そして日本人の姿を描き出します。
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