11月8日の放送告知
11月1日の「みのもんたのニッポン discover again」
日本経済新聞・社会部編集委員の井上亮(いのうえ・まこと)さんのお話(2週目)は、いかがでしたか?
放送を聴き逃してしまったという、あなた!!
11月2日(月)20時から11月9日(月)17時まで、こちらのブログ内で、アーカイブ音源をお聴き頂けます。
さて、次回(11月8日)のゲストも、日本経済新聞・社会部編集委員の井上亮さんです。
日本の原発政策を中心にお話し頂きました。
井上さんは博学で日本の近現代史に精通し、様々な角度から歴史をみつめる重要性を訴えています。
その著書「熱風の日本史」の中では、『美醜を呑み込み、本当の自画像を正視できるのが成熟した大人であり、国家である」と語っています。
今月1日の放送では新聞報道についてお話し頂きましたが、「熱風の日本史」で私が印象に残った1つの項目が202ページに書いてある『1940年、亡国前の乱舞 「神国」と「ドイツ」ブーム』です。
近代の新聞が学んで来たこと、それは「戦争と愛国」は儲かること。
日清・日露戦争、満州事変でも新聞は売れに売れました。
そして井上さんの言葉を借りれば、1940年は、大日本帝国が滅亡へ向かって引き返せない第四コーナーを回った年だとか。
この年に締結された日独伊三国同盟について、朝日新聞は「国際史上画期的の出来事」、東京日日新聞は「崇高にして人道的である。世界いづれの国がこれに反対しうるか」と、各紙がこぞってこの同盟を礼賛しました。
今、振り返れば、異常とも思える熱狂ぶりです。
やはりメディアも国民も、現実を知らないということは怖い・・・そう気づかされます。
戦時中、陸軍や海軍の中でもアメリカと戦争して勝てるわけがないと言う人はいました。
それなのに、どうして対米戦を止めることが出来なかったのか。
戦局が悪化するやアメリカに制空権を握られ、東京大空襲をはじめ、日本各地に落とされた焼夷弾、そして広島と長崎への原爆で数え切れないほどの国民が亡くなりました。
日本の近代史は、無念の死を遂げた人たちの上に成り立っているのではないでしょうか。
戦後70年、歴史から学ぶことがたくさんあります。
8日の放送も、是非聴いてください。
構成作家 後藤知紀
みのもんた
歴史・文化・芸能・スポーツなどに造詣が深いみのもんたが【東京】【日本】【時代】【人間】をテーマに、各界の著名人をゲストに迎えます。
対談を通じて、日本の伝統・文化、日本人の生き方など様々な事象を掘り下げ、「再発見」し、未来につながる理想の日本、そして日本人の姿を描き出します。
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