7月19日の放送告知
7月12日の「みのもんたのニッポン discover again」
元衆議院議員・藤井裕久(ふじい・ひろひさ)さんのお話(2週目)は、いかがでしたか?
放送を聴き逃してしまったという、あなた!!
7月13日(月)20時から7月20日(月)17時まで、こちらのブログ内で、アーカイブ音源をお聴き頂けます。
さて、次回(7月19日)のゲストも、元衆議院議員の藤井裕久さんです。
終戦の日の出来事、藤井さんが考える日本の社会、大蔵官僚時代のエピソードなどを伺いました。
12日の放送でも出てきた田中角栄さんですが、藤井さんにも大きな影響を与え、ある一定の世代までは、その存在感について強烈な記憶があるかと思います。
ただ、昭和50年生まれの私は、残念ながら闘病中の角栄さんしか知りません。
物心ついた時の総理大臣は中曽根さんでした。
その中曽根内閣を牛耳っていたのが、田中派だったことを知ったのは随分と後のことです。
その後、田中派から竹下派となり、1989年の自民党総裁選で石原慎太郎さんが出馬した頃から、私は政治に関心を持つようになり、「石原慎太郎は国民的な人気があるのに、どうして自民党の総裁になれなのか」と疑問でした。
全ては派閥だったわけですね。
答えはそれだったものの、中学生の自分にとっては腑に落ちないものでした。
(例えば、クラスの人気者がそれ以外の不特定多数による権力の二重構造で学級委員になれないなど、中学生レベルではありえないからです)
私が変に頭を悩ませていたその頃、藤井さんは落選中で、1990年の総選挙で当選します。
1992年の秋頃から、自民党内の権力闘争が激しくなり、政治のニュースが面白く感じてきたあの頃、藤井さんはどんな立ち位置にいたのだろう?とか、あの時は党内で誰々と同じグループだったのか?など、今回、藤井さんについて知る上で、自分の記憶と照らし合わせながら、頭の中を整理しました。
でも、温和そうな藤井さんと、顔も政治手法も怖そうな小沢一郎さんには、どこに共通点があったのか、長年、疑問でした。
3回に渡る今回の収録で、小沢一郎さんについて、あまり話が出てこなかったので補足しますと、藤井さんは小沢さんの選挙制度改革と消費税の福祉目的化に賛同し、自民党を飛び出したのです。
詳しくは、藤井さんの著書「政治改革の熱狂と崩壊」(角川oneテーマ)をお読み頂きたいのですが、90年代の終わりから2000年代の初めにかけて、小沢さんの側近が次々と離れていく中、藤井さんが民主党政権まで小沢さんと行動を共にしたことも疑問でしたね。
しかし、政策の実現に向けて信念を貫くことが、政治家・藤井裕久の真骨頂だったのでしょう。
これは誰もが出来ることではありません。
次回の放送からも、藤井さんの発言の中に戦後政治史の1ページが垣間見えます。
お聴き逃しのないように!
構成作家 後藤知紀
みのもんた
歴史・文化・芸能・スポーツなどに造詣が深いみのもんたが【東京】【日本】【時代】【人間】をテーマに、各界の著名人をゲストに迎えます。
対談を通じて、日本の伝統・文化、日本人の生き方など様々な事象を掘り下げ、「再発見」し、未来につながる理想の日本、そして日本人の姿を描き出します。
- 2017年3月
- 2017年2月
- 2017年1月
- 2016年12月
- 2016年11月
- 2016年10月
- 2016年9月
- 2016年8月
- 2016年7月
- 2016年6月
- 2016年5月
- 2016年4月
- 2016年3月
- 2016年2月
- 2016年1月
- 2015年12月
- 2015年11月
- 2015年10月
- 2015年9月
- 2015年8月
- 2015年7月
- 2015年6月
- 2015年5月
- 2015年4月
- 2015年3月
- 2015年2月
- 2015年1月
- 2014年12月
- 2014年11月
- 2014年10月
- 2014年9月
- 2014年8月
- 2014年7月
- 2014年6月
- 2014年5月
- 2014年4月
- 2014年3月