◆2月 2日(月)
リサ・スタンスフィールド 「チェンジ」
イギリス・ランカシャー出身のリサ・スタンスフィールド。14才の時にタレント・コンテストで優勝したのがきっかけで、テレビの子供向け番組に出演。そして、高校の同級生であるアンディ・モリス、イアン・デヴェイニーとともに「ブルー・ゾーン」を結成します。この「ブルー・ゾーン」在籍中、コールドカットの「ピープル・ホールド・オン」にゲスト・ボーカルとして参加して、一躍脚光を集め、1989年、シングル「ジス・イズ・ザ・ライト・タイム」で、ソロ・デビューを果たします。
続くセカンドシングル「オール・アラウンド・ザ・ワールド」がイギリスでナンバー1、アメリカでも3位を記録。イギリスのグラミー賞であるブリット・アワード最優秀新人賞に輝きました。そして、これらの楽曲を収めたファーストアルバム『アフェクション』が全世界で500万枚を超すセールスを記録し、大ヒット。イギリスを代表するR&Bシンガーとなります。この曲「チェンジ」は、セカンドアルバム『リアル・ラブ』からのシングルカット。彼女を代表するヒット曲となり、3年連続3度目のブリット・アワードを受賞しました。1999年にはコメディ映画『スウィング』に出演。その後、舞台作品にも出演し、女優としても活躍しました。2004年には6枚目のアルバム『ザ・モーメント』を発表しました。
◆2月 3日(火)
永井真理子 「ずっと」
1987年、シングル「オー、ムーンライト」でデビューした永井真理子。 キュートなルックスで、爽やかなガールズ・ポップスの先駆けとして人気を博しました。セカンド・シングル「瞳・元気」のヒットで、その名が知られるようになり、その後、
テレビアニメ「ヤワラ」の主題歌となった「ミラクル・ガール」が大ヒット、 武道館2デイズのライブも大成功を収めます。
この曲「ずっと」は、1990年に発表した12枚目のシングル曲で、 この曲を収めたベストアルバム『ポケット』が、
オリコンのアルバムチャートで初の1位を獲得。 翌91年に発表した、 8枚目のオリジナルアルバム『ウォッシング』もアルバムチャート1位を獲得し、
紅白歌合戦にも初出場を果たします。 92年には、日本人女性アーティストとしては初となる、 横浜スタジアムでのライブを行い、93年にも、横浜スタジアムで2年連続となるライブを成功させました。その後、結婚、出産のために一時活動を休止しますが、
2006年に、デビュー20周年記念アルバム『マイ・フット・ステップス』を発表し、 20周年記念ライブも行いました。現在は、オーストラリア、シドニーに移住し、自主レーベルで活動しています。
◆2月 4日(水)
フーターズ 「朝までダンス」
1980年、アメリカ、フィラデルフィア州で結成されたフーターズ。ペンシルバニア大学の学生だったロブ・ハイマンとエリック・バジリアンの2人を中心にまず「ベイビー・グランド」というバンドでデビューしますが、
成功を収めることが出来ずに解散し、「フーターズ」が結成されます。1983年、『アモーレ』というアルバムでインディーズ・デビューすると、地元フィラデルフィアで評判となり、CBSレコードと契約を結び、1985年アルバム『眠れぬ夜』でメジャーデビューします。この曲「朝までダンス」は、このデビューアルバムからシングルカットで、彼らを代表する1曲となり、アルバムは200万枚を超す大ヒットとなり、「ローリング・ストーン」誌の最優秀新人賞を獲得しました。また、ロブ・ハイマンが作曲して、シンディ・ローパーが歌った
「タイム・アフター・タイム」が1位になったことで、作曲家としても一躍話題となりました。
続くセカンドアルバム『ワン・ウェイ・ホーム』からは、シングル「ジョニーB」がヒットし、ドイツのシングルチャートで1位を獲得しました。その後は、メンバーのソロ活動が目立つようになり、1998年に活動を休止するのですが、2002年に再結成し、特に人気のあったドイツを中心にライブツアーを行っていましたが、去年は本国アメリカでもアルバム「タイム・スタンド・スティル」を発表し、話題になりました。
◆2月 5日(木)
河合奈保子 「けんかをやめて」
子供の頃からピアノを習い、高校ではマンドリン部に入部するなど音楽をたしなんでいた河合奈保子。
“西城秀樹の妹コンテスト”で優勝したことをきっかけに、1980年、シングル「大きな森の小さなお家」でデビュー。同じ年に発売された2枚目のシングル「ヤング・ボーイ」では、日本レコード大賞・新人賞など、様々な音楽賞を受賞しました。翌81年に発表した「スマイル・フォー・ミー」で、日本レコード大賞・ゴールデンアイドル賞を獲得。紅白歌合戦に初出場しました。この曲「けんかをやめて」は、竹内まりやが作詞・作曲した10枚目のシングルで、日本レコード大賞・金賞を受賞しました。
80年代を風靡したアイドルながら、抜群の歌唱力を持っており、86年のアルバム『スカーレット』以降は、ほぼ全ての楽曲の作曲を自分で手がけ、アイドルとしては類稀なるアーティスト性を発揮しました。その後は、ミュージカルやテレビドラマに出演するなど、女優としても活躍しますが、96年の結婚を機に芸能活動を休止。現在は2児の母として、子育てに専念しています。
◆2月 6日(金)
ウェット・ウェット・ウェット 「愛にすべてを」
スコットランド・グラスゴー出身のマティ・ピロー、トム・カニンガム、グレアム・クラーク、ニール・ミッチェルの4人で結成されたウェット・ウェット・ウェット。1987年、シングル「ウィッシング・アイ・ワズ・ラッキー」でデビューすると、ファーストアルバム『ポップド・イン・ソウルド・アウト』が、全英ナンバー1に輝き、一躍人気バンドになります。
その後、『メンフィス・セッション』『ホールディング・バック・ザ・リバー』『ハイ・オン・ザ・ハッピー・サイド』と、4枚のアルバムが続けて大ヒット。スコットランドを代表する世界的なバンドとなります。
この曲「愛にすべてを」は、トロッグスのカバーで、1994年に公開されたヒュー・グラント主演の映画「フォー・ウェディング」の主題歌に採用され、イギリスでは16週連続ナンバー1に輝きました。また、この曲を収録した『ベスト・オブ・ウェット・ウェット・ウェット』は、全世界で800万枚を超す“90年代に最もヒットした曲”となりました。1997年、デビュー10周年アルバム『10(テン)』発表後、活動が停止していましたが、2007年に10年ぶりに『タイムレス』というアルバムを発表し話題になりました。
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