番組について
ONAIR REPORT
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◆今までの永遠のメロディ
   
PART2 永遠のメロディー
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◆12月 1日(月)
ダン・フォーゲルバーグ  「ロンガー」

アメリカ、イリノイ州出身のダン・フォーゲルバーグ。母親がオペラ歌手、父親がミュージシャンだったことで、幼い頃からピアノを弾くようになり、やがてギターを手にし、14歳の時には作曲をするようになります。大学に進学し、その周辺のコーヒーショップで歌っていたところを、後にイーグルスのマネージャーとなるアーヴィン・エイゾフに見いだされ、1972年、アルバム『ホーム・フリー』でデビューします。セカンドアルバム『アメリカの想い出』では、イーグルスのジョー・ウォルシュがプロデューサーを務め、イーグルスの他のメンバーも参加したことで話題になり、一気にその名が知られるようになります。
この曲「ロンガー」は、6枚目のアルバム『フェニックス』からのシングル曲.全米シングルチャートでは2位となり、アルバムは39週トップ3となり、ミリオンセールスを記録します。続く2枚組のアルバム『イノセント・エイジ』もヒット.情緒あふれるメロディ・ラインと繊細で温かみのある歌声から「一人クロスビー、ステルス、ナッシュ&ヤング」と呼ばれ、アメリカを代表するシンガーソングライターとなります。2003年には、『フル・サークル』というアルバムを発表しますが、その翌年に前立腺がんを発症し、闘病生活を余儀なくされ、去年12月に56歳という若さで帰らぬ人となりました。

◆12月 2日(火)
T-ボラン  「離したくはない」

1987年、大学に在学中に森友嵐士を中心にT-ボランの前身となるバンド「プリズナー」が結成され、このバンドがオーディションでグランプリを獲得し、「ボラン」というバンド名でインディーズ・デビューを果たします。その後、何度かメンバーチェンジがあり、ボーカル森友嵐士、ギター五味孝氏、ベース上野博文、ドラム青木和義というメンバーで、T-ボランとして、1991年シングル「悲しみが痛いよ」でメジャーデビュー。

T-ボランというバンド名は、自分たちが影響を受けたT-RexのTとそのT-Rexのボーカルであるマーク・ボランから来ているそうです。この曲「離したくはない」は、2枚目のシングルで、ドラマ「ホテルウーマン」の挿入歌となり、オリコンシングルチャートの最高順位は15位でしたが、1992年約1年間にわたるロング・ヒットとなり、50万枚を超すセールスを記録しました。その後、「じれったい愛」、「バイ・フォー・ナウ」などのヒット曲を放ちますが、1999年、森友が自伝エッセイ「泥だらけのエピローグ」が発売した後、解散しました。

◆12月 3日(水)
ハンソン  「きらめき☆ンーバップ」

アメリカ、オクラホマ州でギターのアイザック、キーボードのテイラー、ドラムのザックのハンソン3兄弟で結成されたハンソン。 1992年から音楽活動をスタートしたのですが、その時、ザックは6歳でした。 その後、インディーズ・レーベルから2枚のアルバムを発表しますが、 メジャー・デビューへのきっかけとなったのは、後のマネージャーとなる クリストファー・サベックとの出会いで、3人のアカペラに惚れ込み、 契約を結んだそうです。レコード会社12社に断わられた末、1997年、この曲「きらめき☆ンーバップ」で メジャー・デビューを果たすと、チャートイン4週目にして全米1に輝き、 世界24カ国で1位を獲得しました。
この時、アイザックは16歳、テイラーは14歳、 ザックは11歳で、アメリカとイギリスで1位を獲得した 史上2番目に若いアーティストとなりました。さらに翌年のグラミー賞では、 最優秀レコード賞、最優秀新人賞にノミネートされました。2004年発表のアルバム『アンダーニース』の際には、初来日ツアーも行いました。 そして、去年は、キャロル・キング、ビリー・ジョエルを手掛けた ダニー・コーチマーとの共同プロデュース作品『ザ・ウォーク』を発表し、 話題になりました。

◆12月 4日(木)
アン・ルイス  「六本木心中」

アメリカ軍の軍人の父と日本人の母を両親に持つアン・ルイスは、 幼くして子役として芸能界で活動をはじめ、1971年、15歳のとき、 シングル「白い週末」でデビューしました。 1974年、「グッバイ・マイ・ラブ」が初めてヒットしますが、 アイドル的なスタンスに我慢できずに、徐々にロック色を強めていくようになり、 日本のミュージック・シーンにおける女性ロック・シンガーの 草分け的存在となります。
山口百恵が作詞を担当した「ラ・セゾン」が大ヒットし、1984年に、 この曲「六本木心中」がカラオケでよく歌われて、ロング・ヒットとなり、 アン・ルイスを代表する1曲となりました。その後も、「ああ無情」「天使よ故郷を見よ」「ウーマン」などのヒット曲を放ちました。 この曲「六本木心中」は、2002年に相川七瀬がカバーしています。

◆12月 5日(金)
ジョニ・ミッチェル  「ビッグ・イエロー・タクシー」

カナダ・アルバータ出身のジョニ・ミッチェルは、幼少時に患った病気の回復のために歌いはじめます。その後、絵画に興味を持ち、アートスクールに通いますが、フォーク・ミュージックに目覚め、大学を中退。最初の夫であるチャック・ミッチェルとデュエットを結成し、本格的に音楽活動をスタートさせます。しかし、ほどなく離婚し、デュエットも解消してしまいます。その後、ニューヨークへ移り住み、まずはソングライターとして活動。トム・ラッシュに書いた「サークル・ゲーム」、ジュディ・コリンズに書いた「青春の光と影」がヒット。その名が知られるようになります。そして、1968年、デビッド・クロスビーのプロデュースのもと、アルバム『ジョニ・ミッチェル』で歌手デビュー。
この曲「ビッグ・イエロー・タクシー」は、1970年に発表した3枚目のアルバムからのシングル・カットで、この曲のヒットで、彼女は一気に人気シンガー・ソングライターとして、知られるようになりました。70年代中期にはいると、ジャズ、フュージョン・サウンドを大胆に取り入れ、独自の音楽性を確立しますが、2002年、アルバム『トラベローグ』を発表したときに現役引退を宣言。多くのファンを驚かせましたが、去年、5年ぶりに『シャイン』というアルバムを発表。奇跡のカムバックを果たし、グラミー賞ではベスト・ポップ・インストゥルメンタル賞を獲得しました。

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