番組について
ONAIR REPORT
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◆今までの永遠のメロディ
   
PART2 永遠のメロディー
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◆11月 24日(月)
オアシス  「ドント・ルック・バック・イン・アンガー」

イギリス・マンチェスター出身のリアム、ノエルのギャラガー兄弟を中心に結成されたオアシス。ボーンヘッド、ギグジー、トニー・マッカロールの3人が組んでいたバンド、ザ・レインにリアムが参加し、オアシスに改名。そこへバンドの柱となる兄のノエルが、自分がリーダーになることを条件にバンドに加わり、5人組となり、1994年、シングル「スーパーソニック」でデビュー。たちまちイギリス中の注目を集めます。デビューアルバム『オアシス』は、全英1位を記録し、当時のデビュー作の最速売上げ記録を更新。続くセカンドアルバム『モニーング・グローリー』は、全世界で1500万枚以上の売り上げを記録し、名実ともに世界的な人気バンドとなります。
この曲「ドント・ルック・バック・イン・アンガー」は、セカンドアルバムからのシングル・カットで、「サム・マイト・セイ」に続き、2曲目の全英シングル・チャート1位を記録しました。また、デビュー以来、初めてギターのノエルがボーカルを担当。リアムが「なぜこの曲を歌わせないんだ」と駄々をこねたというエピソードもあります。急激にビッグ・バンドに成長したオアシス。スキャンダルも多く、リアムとノエルの不仲から解散のうわさも絶えませんが、先月、7枚目となるニューアルバム『ディグ・アウト・ユア・ソウル』を発表。来年3月には、3年ぶりの日本公演が行われることも決定しています。

◆11月 25日(火)
SHOGUN  「バッド・シティ」

1978年、芳野(よしの)藤丸(ふじまる)を中心に腕利きのスタジオ・ミュージシャンで編成されたSHOGUN。つのだひろ・スペースバンドのギタリストとして、そのキャリアをスタートさせた芳野藤丸は、西城秀樹のサポートバンドを経て、大谷和夫、ミッチー長岡とともに「ワン・ライン・バンド」を結成します。そして、ドラマ「俺たちは天使だ」の主題歌を担当することになったとき、ボーカルのケーシー・ランキンが加入。番組のプロデューサーがアメリカのテレビドラマ『将軍』を現地で見たことが、きっかけで、バンド名が「SHOGUN」となり、「男達のメロディー」でデビューすると、50万枚を超すセールスを記録します。
さらに、松田優作主演のドラマ「探偵物語」の音楽も担当することになり、主題歌となったこの「バッド・シティ」は、大ヒットします。SHOGUNは、ソウル、ファンク、フュージョン、そして歌謡曲の要素を融合させた
日本のロック・バンドとして人気を博し、日本レコード・セールス大賞「グループ新人賞」を受賞します。しかし、わずか2年で活動を休止。1997年に再結成され、この曲が1997年バージョンとして発表されますが、1年で活動停止。2006年にも再び再結成され、2006年バージョンのこの曲が発表されました。

◆11月 26日(水)
ボビー・ビントン  「ミスター・ロンリー」

アメリカ、ペンシルベニア州出身のボビー・ビントンは、父親がビッグ・バンドのリーダーだったこともあって、幼い頃から様々な楽器に慣れ親しんでいました。大学に進むと、ダンス・ホールやナイト・クラブで活動し、兵役中にはトランペットを担当するなど、音楽一筋で、除隊後は、自分の楽団を持ち、1960年、エピック・レコードと契約、2枚のインストゥルメンタル・アルバムを発表します。しかし、全く売れなかったために、歌手に転向して、1962年、「涙の紅バラ」でデビューすると、全米1を獲得し、歌手として、その名が知られるようになります。特に、「ブルー・オン・ブルー」「ブルー・ベルベット」「ブルー・ファイヤー」などが大ヒットし、「ミスター・ブルー」の愛称で呼ばれるようになります。
この曲「ミスター・ロンリー」は、ボビー・ビントン自身が書いた曲で、1962年にレコーディングされていたのですが、バディ・グレコのカバー・バージョンが先に発売されて全く売れなかったためにお蔵入りになっていました。しかし、1964年のベストアルバムに収録したところ、ラジオで大量にオンエアされ、急きょ、シングル・カットされて、4曲目の全米1に輝いたというエピソードを持っています。2005年には、セネガル系アメリカ人エイコンがこの曲をサンプリングした「ロンリー」がイギリスで1位を獲得して、リバイバル・ヒットしました。ちなみにボビー・ビントンは、ミズーリ州に「ブルー・ベルベット劇場」をオープンさせて、今なお現役としてがんばっています。

◆11月 27日(木)
シャ乱Q  「シングルベッド」

1988年、大阪で活躍していた「シャッターズ」「乱」「QP(キューピー)」という3つのバンドのメンバーから、つんく、はたけ、まこと、しゅう、たいせいの5人が新たに結成したバンド「シャ乱Q」。大阪城前の路上ストリート・ライブ「城天(しろてん)」を活動の拠点として、人気となり、1991年、「ラーメン大好き小池さんの唄」でBSヤングバトル全国大会に出場。グランプリを受賞し、1992年、「18か月」でデビューします。しかし、なかなか売れずに、事務所の社長に「次のシングルが売れなければ解雇」と言われて発表したシングル「上京物語」がスマッシュ・ヒット。
6枚目のシングルとなるこの曲「シングルベッド」が半年以上のロング・ヒットを記録し、ミリオンセールスとなりました。続く「ズルい女」のヒットで、一躍ビッグ・バンドへ成長。日本レコード大賞優秀作品賞を獲得し、紅白歌合戦にも初出場しました。1998年、しゅうのバンド脱退を機に、メンバーのソロ活動が目立つようになり、2000年には活動を休止させてしまいます。しかし、おととし、活動を再開。来月にはバンド結成20周年を記念して、武道館で「シャ乱Q結成20周年記念フェスティバル」が行われます。


◆11月 28日(金)
フリートウッド・マック  「リトル・ライズ」

ジョン・メイヤーズ&ブルースブレイカーズのピーター・グリーン、ミック・フリートウッド、ジョン・マクビー、ジェレミー・スペンサーが1967年に結成したフリートウッド・マック。アルバム『フリートウッド・マック』でデビューすると、ブリティッシュ・ブルース・バンドとして人気を博し、シングル「アルバトロス」で全英ナンバー1に輝きます。しかし、音楽性の違いからピーター・グリーンが脱退。ジョン・マクビーの妻であるクリスティン・マクビーが参加しますが、ポップ・ロックへの音楽性の変更と、相次ぐメンバーチェンジもあって、バンドは低迷期を迎えてしまいます。1975年からは活動の拠点をアメリカに移し、ミック・フリートウッド、ジョン・マクビー、クリスティン・マクビー、スティービー・ニック、スリンジー・バッキンガムの5人で再出発。アルバム『ファンタスティック・マック』を発表すると、全米ナンバー1の大ヒットとなります。
続くアルバム『噂』が31週連続アルバムチャート1位を記録。2200万枚という驚異的なセールスとなり、グラミー賞を獲得します。その後、アルバム『牙』や『ミラージュ』が続けて大ヒットしますが、個々のソロ活動が盛んになったことで、バンドは5年間も沈黙してしまいます。そして、1987年、アルバム『タンゴ・イン・ザ・ナイト』で復活すると、この曲「リトル・ライズ」がヒットしますが、90年代に入ると、メンバーがバラバラになり解散状態になってしまいます。しかし、1997年、MTVによる再結成ライブが行われ、5人が集結。現在は、クリスティンを除く、残りの4人で活動しており、来年にはツアーが行われると噂されています。

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