番組について
ONAIR REPORT
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◆今までの永遠のメロディ
   
PART2 永遠のメロディー
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◆9月 15日(月)
ブラッド,スエット&ティアーズ 「スピニング・ホイール」

ギターのスティーブ・カッツとドラムのボビー・コロンビーが出会い、そこへアル・クーパーが加わる形で、1967年に、アメリカ、ニューヨークで結成された8人組バンド、ブラッド,スエット&ティアーズ。バンド名は、カントリーの大御所、ジョニー・キャッシュのアルバムをそのまま拝借。ジャズ、ロック、ブルース、カントリーなどの要素を取り入れ、ホーン・セクションを組み合わせたブラス・ロックと呼ばれる独自のサウンドを 創り上げました。
1968年、アルバム『子供は人類の父である』でデビュー。新しいロック・スタイルとして注目を集めるのですが、結成の中心人物だったアル・クーパーをはじめ3人のメンバーが脱退。そこへ、イギリス人のボーカル、デビッド・クレイトン・トーマスをはじめ、4人のメンバーが加入。新たに9人組のブラッド,スエット&ティアーズとなり、セカンド・アルバム『ブラッド,スエット&ティアーズ』を発表すると、7週連続1を記録し、グラミー賞ではアルバム・オブ・ザ・イヤーに輝きました。
この曲「スピニング・ホイール」は、そのセカンド・アルバムからシングルカットで、全米2位の大ヒット。ブラッド,スエット&ティアーズを代表する1曲となっています。その後、メンバー・チェンジが激しく、1980年に解散しますが、1984年に再結成。現在、新曲の発表はないものの、全米を中心にライブ活動を行っています。

◆9月 16日(火)
加藤いづみ  「好きになってよかった」

デビュー前から角川アニメ「ロードス島戦記」の主題歌を歌っていた加藤いづみ。アルフィーや矢沢永吉への楽曲提供、中村あゆみを育てたプロデューサーとして知られている高橋研プロデュースのもと、1991年、アルバム『テグジュペリ』でデビューします。
切ない女心を歌うことで定評があり、6枚目のシングルとして発表された、この曲「好きになってよかった」が、常盤貴子主演のテレビドラマ「悪魔のKISS」の挿入歌になり、大ヒット。本人もラジオのパーソナリティー役として、声のみでドラマ出演しました。音楽以外にもCMに出演したり、CMのナレーションを担当したり、エッセイを書くなど、幅広く活動しています。
その他にも、小田和正や松任谷由実のツアーにコーラスとして参加したり、ラブ・ラブ・オール・スターズにもコーラスで参加するなど、自分の作品以外でも活動していましたが、今年2月にはカバーアルバム『フェイバリット』を発表しました。

◆9月 17日(水)
スリー・ディグリーズ  「天使のささやき」

1963年、アメリカ、フィラデルフィアで結成された女性3人組、スリー・ディグリーズは、元シャンテルズのリチャード・バレットに見いだされて、1965年、シングル「ジー・ベイビー」でデビューするも、なかなか成功を収めることが出来ませんでした。何度かメンバー・チェンジがあり、いくつかのレーベルを渡り歩いた後、ギャンブル&ハフが主宰するフィラデルフィア・インターナショナル・レコーズと契約すると、その第1弾シングルとなった「荒野のならず者」がヒットし、続くMFSBが担当した人気テレビ番組「ソウル・トレイン」のテーマ曲でコーラスを務め、全米1に輝き、一躍注目を集めます。
この曲「天使のささやき」は、1974年に行われた東京音楽祭でグランプリを獲得し、世界に先駆けて、日本でヒットし、その後、全米2位となり、150万枚を超すセールスを記録します。その後、日本では絶大な人気を博し、この曲の日本語バージョンが発表されただけでなく、筒美京平作曲、安井かずみ作詞の「にがい涙」や細野晴臣作曲、松本隆作詞の「ミッドナイト・トレイン」が発表され、ヒットしました。
スリー・ディグリーズは、「現役最長女性グループ」「世界で最も多くの国でレコードを出した歌手」としてギネスに認定されており、今年2月にも日本で来日コンサートを行いました。

◆9月 18日(木)
ル・クプル 「ひだまりの詩」

フランス語で、「夫婦」を意味する「ル・クプル」。1990年、藤田恵美と藤田隆二の夫婦によるユニットとして結成。もともと、藤田恵美は、幼稚園の時から劇団に入り、子役として活動していたのですが、一度演歌歌手としてデビューし、引退。その後、カントリー音楽に出会い、カントリーバンドのベーシストだった藤田隆二と活動をともにするようになり、バンドを結成したという経緯がありました。
その後、都内のライブハウスで演奏していたところをスカウトされ、1994年、シングル「海の底でうたう唄」でデビュー。その後、『全国631か所の有線放送所を9ヶ月かけてワゴン車で回る』という業界初のキャンペーンを行い、話題になりました。
この曲「ひだまりの詩」は、1997年に発表した5枚目のシングル。テレビドラマ「ひとつ屋根の下2」の挿入歌となったこともあって、180万枚を超す大ヒットになりました。また、日本有線大賞特別賞、日本レコード大賞最優秀作品賞を受賞。紅白歌合戦にも初出場を果たしました。

◆9月 19日(金)
スティーブ・ウィンウッド 「ハイヤー・ラブ」

イギリス、バーミンガム出身のスティーブ・ウィンウッド。5歳からピアノに親しみ、また、レイ・チャールズの影響を受けて、幼いころからソウルフルな歌声で天才と呼ばれました。16歳の時に、兄、マフ・ウィンウッドとともに、スペンサー・デイビス・グループに参加。オルガン、ギター、ボーカルをこなし、さらに作曲も手掛け「ギミー・サム・ラビン」などのヒット曲を生み出しました。
スペンサー・デイビス・グループを脱退すると、ジム・キャパルディらと「トラフィック」を結成。その活動も一時中断して、エリック・クラプトンと「ブラインド・フェイス」を結成する等、スティーブの音楽的な探究心は止むことがなく、日本の打楽器奏者ツトム・ヤマシタと「GO」というセッションも行い話題になりました。それらの活動を経て、1977年、アルバム「スティーブ・ウィンウッド」でソロ・デビュー。
この曲「ハイヤー・ラブ」は、1986年に発表したアルバム『バック・イン・ザ・ハイ・ライフ』からのシングルカット。自身初の全米1に輝くとともに、レコード・オブ・ザ・イヤーなど、その年のグラミー賞で3部門を獲得しました。今年2月には、エリック・クラプトンとマジソン・スクエア・ガーデンでジョイント・コンサートを行い、往年のロックファンを喜ばせました。また、5年ぶりのニューアルバム『ナイン・ライブズ』も発表。現在は、このアルバムを引っさげて、ワールド・ツアーを行っています。

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