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ONAIR REPORT
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今までの永遠のメロディ
   
PART2 永遠のメロディー
ONAIR REPORT
◆1月22日(月)
ニュー・キッズ・オン・ザ・ブロック 「ステップ・バイ・ステップ」

1986年、アルバム『ニュー・キッズ・オン・ザ・ブロック』でデビューしたボストン出身の白人5人組ニュー・キッズ・オン・ザ・ブロック。メンバーは、ドニー・ウォルバーグ、ダニー・ウッド、ジョーダン・ナイト、ジョン・ナイト、ジョー・マッキインタイヤー。
ボビー・ブラウンが在籍したニュー・エディションなどを生み出したプロデューサー、モーリス・スターが手掛けたアイドル・グループで、ポップでキャッチーな音楽と、ストリート・カルチャーを意識したファッションと、ダンスで、爆発的な人気を獲得していきます。そして、最大のヒットとなったのが、1990年にリリースした3枚目のアルバム『ステップ・バイ・ステップ』で、この曲は、そのアルバムからのシングル曲で、3曲目の全米ナンバー1ソングになりました。
この曲のヒットで彼らの人気は世界的になり、アルバム『ステップ・バイ・ステップ』は全世界で2000万枚を超すセールスを記録しています。その後、人気が急落し、グループ名をNKOTBと短縮したり、R&B路線に方向転換したりするのですが、1994年にバンドは解散。現在メンバーは、それぞれソロで活動をしています。

◆1月23日(火)
南佳孝 「スローなブギにしてくれ」

テレビ番組「リブ・ヤング」のシンガーソングライター・コンテストに入賞したのがきっかけで1973年、松本隆プロデュース、アルバム『摩天楼のヒロイン』でデビューした南佳孝。彼のステージデビューはアルバムリリースの日であり、また文京公会堂で行われた松本隆が在籍したバンド「はっぴえんど」の解散記念イベントでした。
1979年にリリースしたアルバム『スピーク・ロウ』の中の「モンロー・ウォーク」が有線チャートで人気になり、翌年、郷ひろみが「セクシー・ユー」というタイトルでカバーして大ヒット、一躍その名が知られるようになります。そして、1981年角川映画『スローなブギにしてくれ』のサントラを担当、映画のヒットに伴い、主題歌であるこの曲「スローなブギにしてくれ」もヒットします。また、自分自身が「スタンダード・ナンバー」というタイトルでリリースした楽曲を薬師丸ひろ子が「メインテーマ」というタイトルでカバーするなど、他のアーティストに楽曲提供やプロデュースも多く手がけ、最近では趣味のボサノバやラテンの要素を取り入れた音楽活動を精力的に行っています。

◆1月24日(水)
ロイ・オービソン 「オー・プリティ・ウーマン」

「ロイ・オービソンのように歌いたかった」とブルース・スプリングスティーンに言わしめた、独特の哀愁溢れるベルベット・ボイスを持つロイ・オービソン。テキサス州出身のロイは、1955年に「ウービィ・ドゥービー」でデビューしますが、 なかなかヒットに恵まれませんでした。しかし、1960年にエルビス・プレスリーの為に書いた「オンリー・ザ・ロンリー」という曲を、エルビスが拒否したために、やむなく自分が歌ったところ、全米2位というヒットになったことがきっかけで、全盛期を迎えます。その中で生まれたのが、この曲「オー・プリティ・ウーマン」で、バン・ヘイレンやジョン・クーガーがカバーし、リバイバル・ヒットしています。
また、1990年にはリチャード・ギアが主演した同じタイトルの映画『プリティ・ウーマン』の主題歌としても広く知られている世界的なヒット曲になりました。この曲は、「プリティ・ウーマン」の共同作家であるビル・ディーズが、ロイ・オービソンの妻であるクローデットを「いい女」と語った一言がヒントになって作られ、見事全米ナンバー1に輝き、全世界で400万枚を超すヒットとなったエピソードもあります。世界一有名になったクローデットですが、その2年後の1966年に不慮の事故で、他界しています。

◆1月25日(木)
ベッツィ&クリス 「白い色は恋人の色」

ハワイ出身のベッツィと、アイダホ出身のクリスによるフォークデュオ、ベッツィ&クリス。1969年、サウド・オブ・ヤングハワイアンズのメンバーとして来日した際にスカウトされ、「帰って来た酔っ払い」などのヒット曲で知られる元フォーク・クルセダーズの加藤和彦と、北山修が書いた、この曲でデビュー。たどたどしい日本語ながら、美しく澄んだ歌声と温かい2人のハーモニーが人気になって大ヒットしました。
昨年、宮崎あおい主演で公開された、「1968年に発生した三億円事件の実行犯が女子高生だった」という設定の映画『初恋』や、映画「クレヨンしんちゃん大人帝国の逆襲」の挿入歌に採用され、よく耳にします。また、この曲は、フォーク・クルセダーズをはじめ、ペティ・ブーカやプラム・プラネッツなどにカバーされ、今なお歌い継がれています。

◆1月26日(金)
マイク&ザ・メカニックス 「リビング・イヤーズ」

ジェネシスのベーシスト、マイク・ラザフォードがポール・キャラックとポール・ヤングという2人のボーカリストを立て、1985年に結成したのが、マイク&ザ・メカニックス。この曲は、セカンドアルバム『リビング・イヤーズ』からのシングルカットで、初の全米ナンバー1に輝くとともに、日本ではテレビドラマ「ホテル」の挿入歌になり、島田歌穂がカバーし話題となりました。
『リビング・イヤーズ』は、マイクが1986年に他界した父親への思いを綴った作品。子供の頃に音楽への道を志したマイクと猛反対した父親との間に軋轢が生じ、ジェネシスとして成功したあとも誤解とすれ違いを抱えたまま和解できず、ジェネシスのツアー中にこの世を去った父親に、マイクが情感を込めて作った感動的な歌です。
2000年にツイン・ボーカルの一人、ポール・ヤングが亡くなり、バンドの活動が休止状態となりましたが、2004年にバンド名をマイク&ザ・メカニックス&ポール・キャラックに変え、ニューアルバム『リワイヤード』をリリース、再始動しています。



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