番組について
ONAIR REPORT
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今までの永遠のメロディ
   
PART2 永遠のメロディー
ONAIR REPORT
◆10月16日(月)
ステッペンウルフ 「ワイルドで行こう」

ジョン・ケイを中心に結成されたカナダの5人組ロック・バンド、ステッペンウルフ。リード・ボーカリストで、リーダーだったジョン・ケイは、もともとドイツ生まれで、母親と一緒にカナダ、トロントに移り住み、スパローというバンドでデビューしていました。しかし、金銭的な問題から解散に追い込まれ、新たにステッペンウルフを結成、この「ワイルドで行こう」が大ヒットし、人気バンドの仲間入りを果たしました。
「ワイルドで行こう」は、映画「イージー・ライダー」のオープニングで使用されたこともあって、全米で大ヒットを記録しました。また、この曲の中で、「ヘビー・メタル・サンダー」という言葉が登場しますが、これがきっかけで「ヘビー・メタル」という音楽のジャンルの名称が生まれました。
「ワイルドで行こう」は、「イージー・ライダー」以外の映画にも使われ、日本では、多くのテレビCMソングにも使われ、今も数多くのメタル系のバンドにカバーされ、音楽史に名を残す1曲になりました。

◆10月17日(火)
爆風スランプ 「RUNNER」

1981年、ヤマハ主催のバンドコンテスト “イーストウエスト” で、最優秀グランプリを受賞した「爆風(バップ)ガン」のメンバーであったファンキー末吉と江川ほーじん、優秀グループ賞を受賞した「スーパースランプ」のサンプラザ中野とパッパラー河合の4人によって爆風スランプが結成されました。1985年にメジャーデビューするものの、当初はライブでの過激なパフォーマンスが話題を呼び、コミックバンド的な見方をされました。次第にライブハウスの規模も大きくなり、実力派バンドとして徐々に認められ、1989年に、この「ランナー」がヒットします。
この「ランナー」は、ファンキー末吉が作曲、サンプラザ中野が作詞していますが、江川ほーじんのバンドの脱退がきっかけで生まれました。バンドの限界が見えたことで、新田一郎をプロデューサーに迎えたのですが、売れることを目的としたことで、江川ほーじんは、脱退を決意。そのバンドを辞めていく姿が歌詞になり、1989年の2度目の武道館ライブを最後に江川ほーじんはバンドを去ります。その後、後任にバーベキュー和佐田をメンバーに迎えますが、1999年に活動を休止させ、現在はそれぞれのバンドを結成して活動しています。

◆10月18日(水)
ジャネット・ジャクソン 「エスカペイド」

アメリカでもっとも有名な芸能一家、ジャクソン・ファミリーの9人兄弟の末子であるジャネット。兄たちの影響で、子供の頃から役者やバックコーラスとして活動していました。そして1982年、16歳の時に「ヤング・ラブ」で本格的に歌手として活動をスタートさせるのですが、当初はほとんどヒットしませんでした。その後、元タイムのジャム&ルイスをプロデューサーに迎えたところ、一気に才能が開花し、曲も大ヒット、トップスターの仲間入りを果たします。そして、1989年に再びジャム&ルイスと共に、満を持してリリースしたアルバム「リズム・ネイション1814」が、約2年間に渡って全世界で売れ、およそ2000万枚のセールスを記録という爆発的な大ヒットをとばすのですが、この「リズム・ネイション1814」に収められている1曲が、この「エスカペイド」でした。
最高品質のダンス・ポップ、R&B、そしてヒップホップを絶妙に取り合わせたこのアルバムでジャネットは、その後の輝かしいキャリアを確約し、さらにこの曲によって、彼女自身3度目の全米bPに輝くことができました。今年、ジャネットは、ジャム&ルイスと20年の共同制作を迎えるということもあって、先月ニューアルバム『20イヤーズ・オールド』をリリースしています。

◆10月19日(木)
郷ひろみ 「2億4千万の瞳〜エキゾチック・ジャパン」

郷ひろみは、1972年、NHKのドラマ「新平家物語」で芸能界デビューを果たし、8月にシングル「男の子女の子」で歌手としてデビューしました。甘い鼻声とキュートなルックスで一躍トップアイドルとして人気を集め、その年の日本レコード大賞最優秀新人賞を獲得。西城秀樹、野口五郎とともに、新御三家と呼ばれ、音楽番組以外にも、バラエティ番組での共演、ドラマ出演、またコミカルな役に挑戦したりと70年代を代表する男性アイドルの地位を確立させました。
また、「よろしく哀愁」「お嫁サンバ」のオリジナル曲や「セクシー・ユー」「哀愁のカサブランカ」といったカバー曲など、コンスタントにヒット曲を世に送り出しますが、1984年に国鉄のキャンペーンソングとして、この「2億4千万の瞳〜エキゾチック・ジャパン」をリリースし、郷ひろみを代表するヒット曲になりました。52歳を迎えた今も、歌に踊りに芝居においてもストイックまでに自分の芸を磨き、先月もニューシングル「ライフ」をリリースするなど、第一線で活躍しています。

◆10月20日(金)
ポリス 「見つめていたい」

教師をしていたスティングを中心に、アメリカ出身のスチュワート・コープランド、そして、アンディ・サマーズの3人で1977年にイギリスで結成されたポリス。デビューアルバム『アウトランドス・ダムール』は、わずか4000ポンドという制作費で作られましたが、その中の1曲「ロクサーヌ」は、レゲエ調のメロディと情緒的な詩、さらにスティングのジャズの経験が融合し、一躍、ホワイト・レゲエ・バンドとして注目されました。
その後、「孤独のメッセージ」「ドゥドゥドゥ・デ・ダダダ」「高校教師」などの曲が、イギリスのヒットチャートを賑わし、イギリスでは確固たる地位を確立させます。そして、1983年に5枚目のアルバムとして「シンクロニシティ」をリリースします。このアルバムからシングルカットした「見つめていたい」は、スティングが、真夜中に突然目覚め、ピアノの前に向かってわずか数分で出来た曲で、歌詞もストーカー的な内容にもかかわらず、本国イギリスだけでなく、アメリカでもbPに輝き、1983年のビルボード年間bPシングルを獲得します。この曲は、ファンメイルやバッド・プラスがカバーしたり、パフ・ダディがサンプリングしたりと、世代を超えて歌い継がれている名曲です。



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