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◆8月28日(月)
ジョニー・ナッシュ 「I CAN SEE CLEARLY NOW」
70年代に誕生したレゲエ作品の中で、最も人気の高いのがこの曲。数多くのアーティストに愛され、 カバーされています。レゲエの代表曲なので、ジョニー・ナッシュがジャマイカ人だと思っている人も 多いようですが、彼は、れっきとしたアメリカ人。同じテキサス生まれのサム・クックの影響を受けて、 ポップなリズム&ブルースを歌っていたのですが、60年代後半からジャマイカとレゲエに魅了され、 音楽のスタイルを大きく変えていきます。
そして、70年代に入ると、活動拠点をイギリスに移しますが、この曲は、ジャマイカで録音し、レゲエというジャンルを確立しただけでなく、全米bPに輝き、ミリオン・セールスを記録しました。
◆8月29日(火)
井上陽水 「少年時代」
1969年、アンドレ・カンドレという名前でデビューするものの、全く売れず、1972年に芸名を井上陽水として、シングル「人生が二度あれば」で再デビューを果たします。1973年にリリースしたアルバム 『氷の世界』が1年半以上かけてトップ争いをし、アルバムとしては、日本で初のミリオンセールスを 記録します。
その後、80年代にはアルバム『9.5カラット』が、90年代にはベストアルバム『スーパー・ベスト』がそれぞれミリオンセールスを記録。聴くものすべての心を激しく揺らし、そして日本人なら誰もが口ずさめるフェイヴァリットソングというものがあり、各時代にミリオンセールスを持つ唯一のアーティスト・井上陽水は今も日本のミュージックシーンに君臨し続けています。
この曲は、1990年に公開された映画「少年時代」の主題歌としてリリースされたのですが、その後、 ソニーのハンディカムのCMソングとしても使われました。また、音楽の教科書にも掲載されるなど、 この曲は、昔からのファンだけでなく、80年代以降に生まれた世代にとっても良く知られた楽曲となっています。
◆8月30日(水)
ドン・ヘンリー 「ボーイズ・オブ・サマー」
ウエスト・コースト・サウンドの立役者とも言えるイーグルスのボーカル兼ドラマー、ドン・ヘンリーは、 グレン・フライとともにリンダ・ロンシュタットのバック・バンドを務めたことがきっかけで、イーグルスを結成し、1972年に「テイク・イット・イージー」でデビューしました。ドラムを叩きながら「ホテル・カリフォルニア」を歌うなど、イーグルスの声の看板でもあったのですが、「ホテル・カリフォルニア」の成功がきっかけで、イーグルスは解散、1982年に「アイ・キャント・スタンド・スティル」で、ソロ・デビューします。
この曲は、1984年にリリースしたセカンドアルバム「ビルディング・パーフェクト・ビースト」からのシングルカットで、夏の終わりを哀愁たっぷりに憂いのある声で歌い上げ、大ヒットしました。また、ビデオ クリップも大いに話題となり、MTV大賞を獲得しました。
◆8月31日(木)
J-WALK 「何も言えなく…夏」
ボーカルの中村耕一を中心に1980年に結成され、1981年、「ジャスト・ビコーズ」でデビューした J-WALK。80年代は、順風満帆とは言えず、柳ジョージのバックバンド、ザ・バンド・オブ・ナイトとの 二足のわらじを履きながら、ライブハウスで地道にライブ活動していました。
幾度かのメンバー・チェンジで、解散の危機もあったJ-WALKでしたが、91年にリリースしたこの 「何も言えなく…夏」が大ヒットしたことで、日本レコード大賞ゴールド・ディスク賞受賞、武道館ライブ、紅白歌合戦出場と着実にステップアップしていき、今年デビュー25周年を迎えています。今年7月にはベストアルバムが発売され、来月9月にもベストアルバムの第二弾が発売される予定です。
◆9月1日(金)
テイスト・オブ・ハニー 「今夜はブギ・ウギ・ウギ」
1971年にロサンゼルスで結成されたテイスト・オブ・ハニー。何度かのメンバー・チェンジはあったものの、ベースのジャニス・ジョンソンとギターのヘイゼル・ペインという女性2人がベースとギターを持って歌うというスタイルが話題になり、1978年「今夜はブギ・ウギ・ウギ」をリリース。全米bPに輝くだけでなく、グラミー賞の最優秀新人賞も獲得しました。
彼女たちがヒットした要因は、1977年に大ヒットした映画『サタデー・ナイト・フィーバー』から始まる ディスコ・ブームの波に乗ったこともあり、世界中のディスコ・フロアを揺らしました。その後、テイスト・オブ・ハニーは、女性2人組になりましたが、坂本九の「スキヤキ」をカバーし、ヒットさせています。
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