今までの永遠のメロディ 　 　 ◆８月７日（月） ラビン・スプーンフル　「サマー・イン・ザ・シティ」 １９６５年、ジョン・セバスチャンを中心として結成された４人組ロックバンド、ラビン・スプーンフル。 デビュー曲「魔法を信じるかい？」のヒットをきっかけに、その後リリースした「デイドリーム」が２位と 着実にヒットチャートを駆け上がり、そしてついに、この「サマー・イン・ザ・シティ」で全米�ｂPに輝きました。１９６８年、ジョン・セバスチャンがバンドを脱退し、解散してしまいますが、２０００年にはロックの殿堂入りを果たしています。 なお、この曲は１９９５年の映画「ダイハード３」のオープニングに使われていることでも知られています。 ◆８月８日（火） よしだたくろう　「旅の宿」 日本コロンビアのフォーク・コンテストに出場し「土地に柵する馬鹿がいる」を歌い、和製ボブ・ディランと騒がれ、１９７０年「イメージの詩／マーク�U」でメジャーデビューしたよしだたくろう。 １９７１年に岐阜県中津川市で行なわれた「フォークジャンボリー」で、ＰＡの故障をきっかけに歌い始めた「人間なんて」を２時間歌い続け話題になり、その後リリースした「結婚しようよ」が５０万枚を超す大ヒット。一躍フォーク界の寵児となりました。 この曲「旅の宿」は、「結婚しようよ」を上回り、よしだたくろう最大のヒット曲で、その後よしだたくろうは、日本人初の全国ツアーを行ったり、静岡県掛川のつま恋で日本音楽史上初のオールナイト・コンサートを開き、６万人を集めるなど、日本のミュージック・シーンを牽引してきました。今年の９月には、３１年ぶりにかぐや姫とともに「つま恋」ライブを行なうそうです。 ◆８月９日（水） エディ・マネー　「テイク・ミー・ホーム・トゥナイト」 サンフランシスコで活躍していたことから、アメリカ西海岸のアーティストと思われがちですが、 ニューヨーク出身で、ニューヨーク市警の警察官だったという異色の経歴を持つエディ・マネー。 ロックンローラーになる夢を捨てきれず、警察官を辞めて、カリフォルニアで音楽活動をスタートさせ、 １９７７年にデビューを果たします。デビュー当時は、「警察官上がりのロックン・ローラー」ということで、大いに話題になりましたが、１９８１年、事故で両足を切断しなければならないという噂が流れるほどの大けがをし、再起不能の危機に襲われました。 この曲は、苦難を味わったエディ・マネーが復活をアピールし、１９８６年に再びヒット・チャートを賑わしたヒット曲です。ロネッツの大ヒット曲「ビー・マイ・ベイビー」も挿入されていますが、歌っているのは ロネッツのボーカル、ロニー・スペクター本人ということで話題になりました。 ◆８月１０日（木） クリスタルキング　「大都会」 １９７９年の秋、ヤマハのポプコン、世界歌謡祭でグランプリを受賞し、翌８０年、この「大都会」で メジャーデビューしたクリスタルキング。 ムッシュ吉崎、田中昌之の高音と低音のツインボーカルをメインに一世風靡したロックバンドで、この曲はデビュー曲でありながら、１５０万枚を超す大ヒットを記録し、１９８０年の年間３位に輝きました。 また、続いてリリースしたセカンドシングル「蜃気楼」もヒットを飛ばし、また、アニメ「北斗の拳」の主題歌としても有名な「愛をとりもどせ！」もヒットしました。しかし、１９８６年、ツインボーカルの１人である 田中昌之が脱退。一時期復帰もしましたが、現在はリーダー・ムッシュ吉崎を中心に活動しています。 ◆８月１１日（金） ジョン・デンバー　「故郷へ帰りたい〜カントリー・ロード」 ジョン・デンバーは、父親がアメリカ空軍の教官パイロットであったことから、アメリカ国内はもとより、 日本にも住んでいたことがあるのですが、生まれはＵＦＯ墜落疑惑の町として知られるロズウェル。 テキサス工科大学で建築を学ぶものの、フォーク・ミュージックへの興味が募り、大学を中退し、色々なグループを経て、１９６８年にソロ・アーティストとしてデビューします。 音楽性は評価はされるものの、なかなかヒットに恵まれませんでしたが、デビューアルバムに収録されていた「悲しみのジェット・プレーン」をピーター・ポール＆マリーがカバーし全米�ｂPに輝くと、この曲を作ったジョン・デンバーにも注目が集まり、１９７１年この「故郷へ帰りたい」が世界的な大ヒットとなります。日本では、オリビア・ニュートン・ジョンが「カントリー・ロード」のタイトルでカバーし、テレビ番組 「おはよう７００」に使用されたことで、記録的なヒットになりました。 しかし、ジョン・デンバーは、１９９７年買ったばかりの小型自家用機を試験運転中、モントレー沖の海上に墜落。５３歳の若さで帰らぬ人となってしまいました。