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◆6月26日(月)
ミニー・リパートン 「LOVIN' YOU」
幼少の頃から音楽に親しんでいたミニー・リパートンは、14歳の時に「ジェムズ」というグループ入り、 1966年には「アンドレア・デイヴィス」という芸名でソロデビューしました。「ロータリー・コネクション」のリードヴォーカルを担当するもヒット曲には恵まれず、子育てに専念するためにショー・ビジネス界を 引退します。
子育てもひと段落した1971年のある日、フロリダの自宅に、ミニー・リパートンの歌声に惚れ込んでいたスティービー・ワンダーがやってきて、自身のバンド「ワンダーラブ」のバック・コーラスとして歌手への復帰を促します。そのスティービー・ワンダーは、彼女の5オクターブの音域を余すことなく生かしたアルバム『パーフェクト・エンジェル』をプロデュースし、そのアルバムからシングル・カットしたこの 「ラヴィング・ユー」が、全米bPになります。
そんなミニー・リパートンは、1979年、癌のために31歳という若さで、天に召されてしまいました。しかし、彼女の歌声は、永遠に語り継がれるだけでなく、数多くのアーティストにもカバーされています。
◆6月27日(火)
小林麻美 「雨音はショパンの調べ」
1970年、高校在学中にテレビCMに出演しデビューした小林麻美は、1972年には『初恋のメロディ』で歌手デビューしました。一音ずつはっきりとした発声法と伸びやかな歌声に定評はあったものの、コンスタントにリリースしたシングルは伸び悩んでいました。歌手活動は伸び悩んでいたものの、80年代に入ると女優業やモデル業といった方面で大いに脚光を浴び、一時はファッション・リーダーとして女性誌には欠かせない存在にまでなりました。
そして、1984年に改めて歌手としてリリースした「雨音はショパンの調べ」が大ヒット。成熟した魅力も開花させ、大人の女性シンガーとして認知されるようになるのです。オリジナルは、ガゼボの「アイ・ライク・ショパン」で、日本語訳をユーミンが担当したことでも話題になりました。このカバーがヒットしたことで、オリジナルの「アイ・ライク・ショパン」もヒットしました。
◆6月28日(水)
クリーデンス・クリアウォーター・リバイバル 「HOLD ON, I'M COMING」
ジョン・フォガティとトム・フォガティ兄弟を中心に4人組で結成されたクリーデンス・クリアウォーター・ リバイバルの1971年のヒット曲。
彼らは、アメリカのヒットチャートで20曲ものヒット曲を生み出しながら、すべて2位止まりという珍しい記録を持っています。この曲は、彼らのレパートリーの中で最も人気が高く、代表曲に挙げるファンが多い一曲です。アメリカでは、ミリオン・セラーを記録しながら、ヒットチャートでは8位止まりと意外にも低調でした。しかし、ジョーン・ジェットを始め、世界中のロックバンドがカバーし、35年以上たった今なお、愛されているロックの名曲です。
◆6月29日(木)
布施明 「シクラメンのかほり」
高校在学中に出場したオーディション番組で合格し、1965年「君に涙とほほえみを」でデビューした 布施明の大ヒット曲。「恋」、「霧の摩周湖」などの名曲を持つ布施明が、初めて1位を獲得した曲で、 1975年には、日本レコード大賞をはじめ、数多くの賞を受賞した布施明の代表曲です。
この曲を作詞・作曲したのは、当時日本勧業銀行の銀行マンだった小椋佳ですが、実は、彼の奥さんが「かほり」という名前でした。この曲は、小椋佳本人はもちろん、元黒夢、sadsの清春や、岩崎宏美などもカバーしています。ちなみに、シクラメンの和名は「豚の饅頭」と言ったりもします。
◆6月30日(金)
ベット・ミドラー 「愛は翼にのって」
全米で、バーブラ・ストライザンドと共に、シンガーとしても女優としても成功を収めているベット・ミドラーは、ステージ・映画・テレビ・小説と何でもこなしてしまう多才な女性として有名です。出身地である ハワイ大学在学中に映画『ハワイ』のエキストラに出演したのがきっかけとなり、19歳で単身ニューヨークに渡ります。ニューヨークに移り住んでからは、ブロードウェイの『屋根の上のヴァイオリン弾き』で俄然注目を集め、映画『ローズ』では、ジャニス・ジョップリン役を演じ、その後、数多くの主演・制作を こなし、『フォー・ザ・ボーイズ』でゴールデン・グローブ賞主演女優賞を受賞、またこれによってグラミー賞も受賞しました。彼女は、個性派女優と歌手の両方で活躍しています。
この「愛は翼にのって」は、ベット・ミドラーが主演した映画『フォーエバー・フレンズ』の主題歌で、彼女が初めて全米bPに輝いた曲でもあります。現在、ベット・ミドラーは映画・音楽だけでなく積極的にチャリティ活動にも取り組んでいます。
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