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◆4月24日(月)
マキシ・プリースト 「CLOSE TO YOU」
イギリスに生まれ、教会合唱隊のリード・シンガーを母に持つマキシ・プリースト。1980年代前半は、恋人向けの甘いロックソングをソウルフルに歌っており、本国イギリスのみで、知られているシンガーでした。しかし、キャット・スティーブンスの「ワイルド・ワールド」をレゲエ調にカバーし、これがヒット。
これをきっかけとして、1990年にリリースしたアルバム『ボナファイド』を当時大人気だったソウルUソウルのジャジーBとサイモン・ロウがプロデュースしたことが話題になり、この「クロース・トゥ・ユー」がイギリスのみならず、全米を初め世界中で、大ヒットしました。この曲は、純粋なソウルと、レゲエのリズムをうまく合わせ持つ名曲として、新しいクラブ・ミュージックのスタイルを確立し、日本でも大人気となりました。
◆4月25日(火)
織田哲郎 「いつまでも変わらぬ愛を」
90年代のヒット曲の仕掛け人であり、同じくヒット曲を量産した小室哲哉さんと並ぶ音楽プロデューサーとして知られています。B.B.クイーンズの「おどるポンポコリン」、大黒摩季の「チョット」、ZARDの「負けないで」「揺れる想い」、中山美穂&WANDSの「世界中の誰よりきっと」など数々のヒット曲を量産しました。その後、自らレーベルを設立、新しいバンドの結成、そして、相川七瀬さんを中心に幅広いアーティストのプロデュースを行っています。
この「いつまでも変わらぬ愛を」は、織田哲郎さんのソロシングルの中で、唯一ミリオンセラーを達成し、最高順位1位を記録した曲で、清涼飲料水のCMとマッチして大ヒットとなり、このヒットがきっかけで、プロデューサーとしてヒットメーカーとなりました
◆4月26日(水)
カルチャークラブ 「カーマは気まぐれ」
ボーカル、ボーイ・ジョージの切なくも華麗な歌声と、ゴージャスな女装とメイクで世界中で大ヒットを記録したカルチャー・クラブ。特に1983年は立て続けにヒットを生み大活躍、グラミー賞の最優秀新人賞に輝きました。この曲は、1984年にリリースした彼らのセカンド・アルバム「カラー・バイ・ナンバーズ」からのシングルで、グループ初、唯一の全英、米でbPヒットに輝いた曲。ストーリー性のあるPVも 当時話題を呼びました。
1986年を境にグループとしての活動は停止。1998年に再結成しました。
◆4月27日(木)
岩崎宏美 「聖母(マドンナ)たちのララバイ」
1975年、「二重唱(デュエット)」でデビューした岩崎宏美。1982年5月、通算28枚目のシングルとしてリリースしたのが、この「聖母(マドンナ)たちのララバイ」。テレビドラマシリーズ「火曜サスペンス劇場」のエンディング・テーマとして起用され、130万枚を超えるセールスを記録し、1982年度の日本歌謡大賞を受賞しました。
ここから、“「火サス」のテーマはヒットする”という定説が生まれ、「家路(いえじ)」、「決心/夢狩人」などの曲も次々にヒット。そしてこの曲は、1975年に発表した「ロマンス」「センチメンタル」につづく、岩崎宏美にとって、3作目のオリコンbPソングになりました。
今年3月には、中島みゆきが作詞、作曲を担当した「ただ・愛のためにだけ」を発表するなど、まだまだ精力的に活動しています。
◆4月28日(金)
バナナラマ 「ヴィーナス」
「ヴィーナス」は、1980年代のディスコ・ブームに火をつけたストック、エイトキン、ウォーターマンというヒットメーカー・チームが仕掛けた大ヒット曲です。この曲は、オランダのグループ「ショッキングブルー」の曲として、1970年に一度全米1位になっていますが、バナナラマもこの曲によって全米1位に輝きました。バナナラマは、カレン、サラ、シボーンの女性3人が、1981年にロンドンで結成し、ニュー・ウェーブ系のグループとして活躍し、この曲が収録されているアルバム『トゥルー・コンフェションズ』が 大ヒットしました。
ギネス・ブックの「英国女性による世界ナンバーワンのレコード・セールス」としての記録は、スパイス・ガールズにその座を奪われるまで保持していました。
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