10/17(日) "NPO"って、何?
スタジオに入っていらした柳澤智美(やなぎさわともみ)先生は
"清楚なお嬢さま"という印象。
「私、おしゃべりが苦手なんです。大丈夫かしら?」と
首をかしげて、心配そうにおっしゃいましたが、
番組が始まると、さすが先生、『立て板に水』
よどみなくお話下さいました。
柳澤先生は、もともと城西大学の卒業生。
1995年に卒業されたあと、証券会社や銀行などでの
お仕事を経て、大学側から、
「金融機関で働いた経験のある人に、是非、学生を教えて
もらいたい」と請われ、2004年に、城西大学に
助手として戻ってこられました。
ついこの間、大学を卒業したようにお若く見える柳澤先生。
おそらく、学生さんの中に入ったら、<誰が生徒か先生か>
わからないだろう、と思えるくらいですが、
番組が始まる前、打ち合わせのときのお話で、
最近の大学生の就職難について、ずい分心を痛めて
いらっしゃることがわかりました。
ご自身も、5回転職した経験があり、
就職の悩みや不安などある程度わかるので、今の学生さんの
悩みや不安を聞いて、何とかサポートしてあげたい。
自分のときより今の方が、もっと深刻なので、どれだけ
力になれるかわからないけど、相談にのってあげたいと、
真剣に話すご様子に、お若いけれど、学生さんにとって
頼りになる先生だなと、感じ入りました。
ところで、今日は、柳澤先生に、知っているようで、よくわからない
「NPO」について、いろいろ教えていただきました。
まず、「NPO」とは、Non Profit Organization の略で
<民間>の非営利組織。
利益を目的としない組織で、「志」や「夢」を形にしたもの。
ボランティアの精神を法人化したもの、というお話でした。
そこで、正蔵さんが、
たとえば、下町の人形町に、有志の落語家さんたちと
NPO法人の「寄席」を作りたいと思ったら、どうしたら
よいですか?___と質問すると、
NPO法人として認可が下りるためには____
その非営利活動が「NPO法人」として認められる17の分野に
該当するかどうか_____
これがまず第一の条件になる、とのこと。
(17の分野とは、保健、医療又は福祉の増進・子供の健全育成・
環境の保全・文化、芸術又はスポーツの振興・災害救援活動等々)
「寄席」は、文化芸術の振興を図る活動なので、認可の条件に
該当しますネ、と柳澤先生。
そのNPO法人の所在地の中央区なり、東京都なりの窓口に
申請すれば、4ヶ月~半年くらいで認可が下りるそうです。
ただ「NPO法人」の認可が下りるためには、その他にも
発起人を10人集めるとか、いろいろと条件があるそうなので
詳しいお話は、また来週、積み残しで伺うことになりました。
今日は、正蔵さんが、人形町にNPO法人の「寄席」を作る
としたら?という想定で、柳澤先生にお話を伺いましたが、
「NPO」は、そもそも利益を目的としない組織という
"入り口"のところで、正蔵さん、
"利益"がないのは、どうかなぁ?と、早くも"夢"が
しぼんだ様子でした。
「NPO法人」を設立するためには、いろいろ準備が大変
なようだし、よほどの"夢"や"理想"や"情熱"を持って
いない限り、生半可なことではできないものなんだな、
というのが、今日お話を伺った率直な感想です。
____さて、来週は、どんなお話になるでしょうか?
【今日の一曲】
スルー・ザ・ファイアー / チャカ・カーン
番組日記 | 2010年10月17日 08:00
林家正蔵 プロフィール
本名<海老名泰孝・えびなやすたか>
1962年12月東京根岸生まれ。
1978年4月
高校入学と同時に林家こぶ平として落語協会に所属。
1981年5月
二ッ目昇進。
1987年5月13日
真打試験合格。最年少で13人抜き昇進。
1989年3月18日
浅草芸能大賞 新人賞受賞。
1990年6月
国立花形演芸大賞古典落語金賞受賞。
2005年3月21日
九代 林家正蔵 襲名。
2005年9月
城西国際大学人文学部客員教授就任。
2005年12月
浅草芸能大賞 奨励賞 受賞。
【映画声優出演】
「うしろの正面だあれ」
「平成狸合戦ぽんぽこ」など
【TVドラマ出演】
TVドラマ「天うらら」・「お美也」など
その他、TV番組司会などメディアに多数出演
【著書】
角川書店「お江戸週末散歩」
集英社「落語いってみよう、やってみよう」
岩崎書店「林家正蔵と読む落語の人びと、落語のくらし」など、他多数。
林家正蔵オフィシャルサイト「蔵の塩梅」 http://www.sanpeido.com/shozo/
石川 真紀(いしかわ まき)
文化放送アナウンサー
4月16日生まれ、秋田県出身。早稲田大学卒業、A型。
プロフィールページ http://www.joqr.co.jp/announcer/ishikawa.html
- 2016年11月 (4)
- 2016年10月 (7)
- 2016年9月 (7)
- 2016年8月 (6)
- 2016年7月 (7)
- 2016年6月 (6)
- 2016年5月 (7)
- 2016年4月 (6)
- 2016年3月 (6)
- 2016年2月 (7)
- 2016年1月 (6)
- 2015年12月 (6)
- 2015年11月 (7)
- 2015年10月 (6)
- 2015年9月 (5)
- 2015年8月 (8)
- 2015年7月 (6)
- 2015年6月 (7)
- 2015年5月 (7)
- 2015年4月 (6)
- 2015年3月 (7)
- 2015年2月 (5)
- 2015年1月 (6)
- 2014年12月 (7)
- 2014年11月 (7)
- 2014年10月 (6)
- 2014年9月 (6)
- 2014年8月 (7)
- 2014年7月 (6)
- 2014年6月 (8)
- 2014年5月 (5)
- 2014年4月 (6)
- 2014年3月 (7)
- 2014年2月 (6)
- 2014年1月 (7)
- 2013年12月 (8)
- 2013年11月 (6)
- 2013年10月 (6)
- 2013年9月 (7)
- 2013年8月 (6)
- 2013年7月 (10)
- 2013年6月 (7)
- 2013年5月 (6)
- 2013年4月 (6)
- 2013年3月 (7)
- 2013年2月 (6)
- 2013年1月 (6)
- 2012年12月 (9)
- 2012年11月 (6)
- 2012年10月 (6)
- 2012年9月 (7)
- 2012年8月 (6)
- 2012年7月 (8)
- 2012年6月 (6)
- 2012年5月 (6)
- 2012年4月 (7)
- 2012年3月 (6)
- 2012年2月 (6)
- 2012年1月 (8)
- 2011年12月 (7)
- 2011年11月 (7)
- 2011年10月 (7)
- 2011年9月 (6)
- 2011年8月 (7)
- 2011年7月 (7)
- 2011年6月 (6)
- 2011年5月 (7)
- 2011年4月 (6)
- 2011年3月 (5)
- 2011年2月 (6)
- 2011年1月 (6)
- 2010年12月 (7)
- 2010年11月 (6)
- 2010年10月 (7)
- 2010年9月 (6)
- 2010年8月 (8)
- 2010年7月 (6)
- 2010年6月 (6)
- 2010年5月 (7)
- 2010年4月 (6)
- 2010年3月 (2)