林家正蔵のサンデーユニバーシティ

文化放送

毎週日曜日7:30~8:00

9/12(日) 「鬼ごっこ」に新しい風

羽崎先生は、子供たちに外で遊ぶ楽しさを教えようと
『鬼ごっこ協会』を設立して、「鬼ごっこ」の普及活動に
努めていらっしゃいます。 

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今の子供たちは、「競い合い」の要素を取り入れないと
モチベーションが上がらないそうで、先生は、
<陣取り形式>の新しいタイプの鬼ごっこ
「スポーツ鬼ごっこ」を考案しました。
それは_____
15m×25mのコートの真ん中にセンターラインを引き
サッカーでいえばそれぞれのゴールの位置に直径3mの
サークルを描いて、その真ん中にお宝(その土地の名産品の
人形など)を置き、センターラインを超えて敵陣に入って
<お宝>を取り合い、得点を競う、というもの。
1チーム7~8人で、試合時間は前半後半5分ずつ。
                    (延長戦あり)

各地で「スポーツ鬼ごっこ大会」を開催すると毎回盛況で、
集まった子供たちに、まず大人たちが模範演技をして
ルールを説明しますが、もう1分もすると息が上がって
ゼイゼイ。かなりの運動量だそうです。
子供だけでなく大人も興奮してワイワイのめり込める
楽しいスポーツ、それが「スポーツ鬼ごっこ」なんですね。

ところで、正蔵さんも、この夏、お友だちとお子さんたちを
含めて、たまたま「鬼ごっこ」をして遊んだそうで
『楽しかった~!』と言ってました。
えっ?今でも鬼ごっこするの?って驚きましたけど、
あなたは、今でも「鬼ごっこ」をして遊ぶことありますか?
私は、いつ頃しなくなったかなぁ?
多分、小学校の高学年頃には、やらなくなっていたかも・・・
2週にわたり羽崎先生から「鬼ごっこ」のお話を伺って
「鬼ごっこ」って楽しいものなんだなぁと、わくわくしました。

最後に、羽崎先生がお話になった一言がとても印象的でした。

『遊び』を楽しむ心は、昔も今も変わっていない。
テレビゲームに代表される今の『遊び』は、大人たちが心血を
注いで、命を削るようにして研究開発したものだけど、
「鬼ごっこ」のような昔ながらの伝承された『遊び』は
それほどの努力をしていない。伝統の『遊び』を守っていく
ためには、その伝統の中に、今の<新しい風>を入れて
いかないと結局伝統は守れない、そんなお話でした。

伝統を守るためには、<新しい風>を入れないといけない。

落語家さんである正蔵さんは、大きくうなずいて
共感していらっしゃいました。


【今日の一曲】

ダンシング イン ザ ダーク / ブルース・スプリングスティーン


番組日記 | 2010年9月12日 08:00

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