林家正蔵のサンデーユニバーシティ

文化放送

毎週日曜日7:30~8:00

7月23日(日)ライフとワークの主人公

今週は、

城西国際大学 観光学部 助教、

山本 剛(やまもと・つよし)先生の授業でした。

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旅行会社で勤務されたご経験があり、

以前、番組にご出演くださいました于 航先生と一緒に研究を進めていらっしゃる

山本先生。

ご専門であるクラブツーリズムや公共交通と観光について、

入門のお話を聞かせていただきました。


冒頭、はからずも盛り上がったのが、

正蔵師匠も移動中、たびたび見かけるという

添乗員さんへのクレーム&リクエストに関するエピソード。

よくあるものとしては、

座席や弁当が気に入らないとか、

咲いているはずの花が、まだ咲いていない、など。

こうした数々の場面において、マニュアルは存在せず、

お客様と向き合うことで乗り越えてきたと、

山本先生は仰います。

「私の座席は、どうして、富士山が見えないの?」と言う客には、

「帰りは見えるお席にしましょう!」と応じ、

「桜、咲いてると思ってきたのに!」と言う客には、

「来年、またぜひ来ましょう!」と。

さらに、

「パンフレットの蟹と違う!夕食、食べない!」と言う客には、

一緒にお茶を飲んで、話すことから始め、

夕食を共にされたとのこと。

山本先生の中にある、

「お客さんに喜んでいただきたい」という真心が

一番大切なのはもちろん、

逃げず、かわさず、向き合うこと、

願いをかなえる努力をする姿勢こそが、

あらゆるお仕事、人間関係に共通することのような気がしています。


そして、先生が仰る、

ライスワーク(生活の為の仕事)と

ライクワーク、ライフワーク(天性の仕事、やるべき仕事)との違い。

仕事も人生も、

100%良いことばかりではないものですが、

どこを好きになるか、

どこに納得して取り組むか、という考え方次第で、

光り輝くものにできる。

主人公は、やはり、自分自身なんですね。

                    石川真紀


番組日記 | 2017年7月23日 08:00

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