林家正蔵のサンデーユニバーシティ

文化放送

毎週日曜日7:30~8:00

2月12日(日)話すこと、支え合うこと

今週も、

城西国際大学 福祉総合学部 助教、

大内善広(おおうち・よしひろ)先生の授業。

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今回は、

正蔵師匠ご自身の心境の変化から、

お話が始まりました。

以前は、他者と比較して、勝ち負けや褒賞を気にすることもあったそうですが、

今は、

「 自分は自分。

  自分が良いと思えるものになれば、
 
  例え、

  100人のうち、自分を評価してくれる人が1人~2人だったとしても、満足」

だと思えるようになったとのこと。

これを受けて、

大内先生も、「 良い考え方 」と賛同されていました。


そして、人と話すことの大切さについても解説。

心が折れても、自暴自棄にならない為に、

自分自身を支える機能を持ち、

話しているうちに心が整理されるという、

大きな意味があるようです。

話し相手の具体的なアドバイスは、あくまでも補助的なものと考えられ、

日常生活においては、

必ずしも専門家でなく、ごく一般的な話し相手が好ましいのだそうです。


親しい友人と話していると、

心が通うことの素晴らしさこそ、

生命の光であることに気づきます。

育った環境も、見聞きしてきたことも違うはずなのに、

様々な事象について共感したり、

価値観の近さを感じられるのは、まさに奇跡。

同じ時代を共有する者同士、

喜怒哀楽を分け合い、寄り添いながら、

言葉や振る舞いを通じて支え合っていられる ―

お互いに、そうした実感さえあれば、

人の心理も行動も、より良い方向に働き、

ひいては、争いも悲しみも、なくなる・・・んですよね。

                    石川真紀


番組日記 | 2017年2月12日 08:00

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