林家正蔵のサンデーユニバーシティ

文化放送

毎週日曜日7:30~8:00

3月27日(日)生きる意味、働くことの真髄

今週も、

城西国際大学 福祉総合学部 准教授、

原田恭宏(はらだ・やすひろ)先生の授業。

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国全体の医療費、保険料の削減が課題となっている現在、

高齢の方々や、健康の維持が将来的に困難になりそうな方々の情報を、

自治体から民間に知らせ、

ケガや介護を未然に防いだり減らしたりする動きが、

一定の功を奏し始めているとのこと。

個別の対応のほか、

同じような年代、体調の人たちをグループにして、

体操やストレッチの方法を指導し、

柔軟性と筋力の維持・向上に役立っているケースも。

体操やストレッチと言っても、特別なことばかりではなく、

例えば、太極拳は、

先生たち専門家がご覧になっても、

腹式呼吸を基本とし、

自分自身の体重を使って気の流れを大切に体の動きを整える、

とても理想的な武術なのだそうです。

加えて、仲間とみんなで一緒に取り組む、というのも、

楽しく継続する秘訣のようです。


そして、この4月から新しくなる

理学療法学科の授業についても、

原田先生から解説していただきました。

薬学・看護・福祉総合・理学療法の各学科で

相互連携した教育が可能になり、

将来、実際の医療の現場で必要となるチーム医療に活かせるよう、

学ぶ段階から連携していきましょう、というもの。

専門職連携教育の実現を通じて、

グローバルスタンダードを身に着けた人材を育成したいという

目標を掲げているとのことです。

日本で学んだ理学療法士の方々は、世界的に見ても高いレベルにあり、

これからは、この現実を誇りとして、

世界に目を向けて活躍してほしいという願いを、

指導に当たる先生方は抱いていらっしゃる様子です。

知識と技術を身に着けることで、

プロフェッショナルとしての必要条件は満たされるのかもしれませんが、

そこに、

思いやり、やさしさ、対象者に寄り添う気持ちが加わることで、

対象者や環境に順応したパフォーマンスが可能になり、

理学療法士さん1人1人にとっても、

クリエイティブで革新的なお仕事であり続けることでしょう。

                   石川真紀


番組日記 | 2016年3月27日 08:00

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