林家正蔵のサンデーユニバーシティ

文化放送

毎週日曜日7:30~8:00

7月13日(日)コンテンツ・ツーリズムの魅力

今週も、

城西国際大学 観光学部 准教授、

内山達也(うちやま・たつや)先生の授業。

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今回は、

内山先生を中心に城西国際大学 観光学部が取り組んでいらっしゃる

コンテンツ・ツーリズムについて、

実例をもとにお話しいただきました。


2012年に放映されたTVアニメシリーズ「輪廻のラグランジェ」の舞台が、

城西国際大学 観光学部のキャンパスの所在地と同じ

千葉県鴨川市であることをご縁に、

プロジェクトは現在も進行中。

鴨川市と関係する各団体、そして、城西国際大学 観光学部が

輪廻のラグランジェ鴨川推進委員会を結成し、

作品を活用した観光まちづくりに取り組んでいるのだそうです。


プロジェクトの目的は、

街歩きをもっと楽しんでいただこうというもの。

独自に製作された「まち歩きマップ」を拝見すると

商店街や横断歩道など、

作品内で登場人物たちが生活していた日常的な風景が案内されていて、

以前は、ごく普通のスポットだった場所が

観光資源としてブランディングされた無二の足跡を、

目の当たりにすることができます。


鴨川を例に挙げますと、

日本の渚百選に選ばれた前原・横渚海岸や、

ご当地グルメ・おらが丼、

旬の海産物など、魅力がいっぱい。

こうした普遍的な観光資源に比べますと、

コンテンツ・ツーリズムは

一定の期限を伴う観光資源という性格を持ち合わせていますが、

その分、

今しか共有できない、

愛好家や地元の皆さんとの共通体験が得られるのが最大の特長と言えます。


商品・サービスを提供する側と訪れる側が、

こんなことできたらいいな、という夢を

共に実現できる ―


コンテンツ・ツーリズムの根底には、

観光客と地元の方、双方が能動的に楽しむ、

そうした未知数の種が存在すると確信する授業でした。

                 石川真紀

【 ON AIR MUSIC 】
 
  You've Got a Friend ( 君の友だち ) / Carole King


番組日記 | 2014年7月13日 08:00

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