林家正蔵のサンデーユニバーシティ

文化放送

毎週日曜日7:30~8:00

12月1日(日)サービスと'おもてなし'

今週も、

城西国際大学 観光学部 准教授、

石谷昌司(いしたに・まさし)先生の授業。

20131201-1.jpg

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

前半は、

51歳のお誕生日を迎えた正蔵師匠も積極的な姿勢を示す

英語学習について、教えていただきました。

例えば・・・

師匠がたびたび訪れる浅草・上野界隈のお寿司屋さん。

大将とコミュニケーションを図りながら食事を楽しむ

お寿司屋さんのスタイルが好きで、

日本語を使いたくて来ている外国人も少なくないそうです。

2020年の東京オリンピックに向けて、出来る準備としては、

まず、いらっしゃい!という歓迎の気持ちを伝え、

ネタについて説明・解説してあげられるような、

その場所ごとに頻繁に使うフレーズを会得しておくことも、

お店の ' おもてなし 'の一環になるのではないでしょうか、

というお話でした。


そして、後半では、

現在、学生さんたちが取り組んでいる実践教育について伺いました。

元東急ホテル総料理長の指導のもと、

期間限定で、

リゾートあわトレインのお弁当の製造・販売を体験することで、

学生さんたちは、多くのことを学んでいるようです。

働くことの厳しさと楽しさ、

さらに、本物の味を知ること、

ひいては、起業への手がかりを掴むに至るケースもあるとか。


利用者が代金を支払うことによって提供されるのが、サービスであり、

ホスピタリティ=おもてなしは、

その代金に必ずしも換算されず、

時には、

提供する側が持ち出しをしてでもお客さまが気持ちよく過ごせる環境を作ること。―

先生が仰る言葉からは、

サービスとホスピタリティの明らかな差異が伝わってきます。

お客さんがされたくないことを最小限にして、

実践に移す、ということを学生時代に実践の場で経験できるのは、

やがて社会へと巣立っていく方々にとって、

何よりの宝になるはず。

素直で感性が豊かな時代に会得したものは、一生残り、

自分自身が、どれだけ密度の濃い人生を送れるかに関わってくると、

いつの日か、各々、振り返って気づく時が来るでしょう。

                石川真紀

【 ON AIR MUSIC 】

    
  Save The Best For Last / Vanessa Williams


番組日記 | 2013年12月 1日 08:00

≪ 11月24日(日)歩み寄ることから | 番組日記 一覧 | 12月8日(日)プロフェッショナルへの道 ≫

Copyright © Nippon Cultural Broadcasting Inc.All right reserved.