林家正蔵のサンデーユニバーシティ

文化放送

毎週日曜日7:30~8:00

3月31日(日)空のオプション

今週は、

城西国際大学 観光学部 助手で、航空旅行アナリスト、

鳥海高太朗(とりうみ・こうたろう)先生の授業でした。


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昨年、LCC=格安航空会社が相次いで就航して以降、

関西圏を中心に、

旅行のスタイルや人の流れに変化が見られるようになりました。

 

旅行、帰省、出張など、空の便を利用する機会は、人それぞれですが、

中でも、LCCの使用率が増えたのは、旅行と帰省。

路線や時間帯、早期決済を上手に取り入れることで、

帰省の頻度が増し、

女性シニア層の旅行は、

ホテルのランクアップやショッピングなど、現地での消費アップ、

若年層の旅行は、回数を増やす傾向にあります。


そして、こうした利用客を受け入れる地方の側は、

意識改革が求められるようになりました。

新規就航までのハードルが低くなった分、

搭乗率が低く、採算がとれない路線と判断されると、

早々に撤退する可能性が高まったのです。

食文化にせよ、名所・旧跡、景色にせよ、

地元の方々にとっては当たり前の物事こそが、

可能性を秘めた観光資源であり、

訪れた人が、また来たいと思ったり、

周囲の人たちにオススメしたいと思うような努力を、

各地、重ねていらっしゃる様子です。


LCCの特性上、急な出発や旅程変更のある場合は不向きですが、

計画性を保てて、時間に余裕が持てるケースにおいては、

自分仕様の旅をカスタマイズすることが可能な時代。

まずは、鳥海先生のようなエキスパートを身近で見つけて、

選択肢の多さを知ることから、

新たな楽しみを開拓できそうですね。

                石川真紀


番組日記 | 2013年3月31日 08:00

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