12月23日(日)「挫折」
今週は、
城西大学 経営学部 准教授で、
男子駅伝部監督の、
櫛部静二(くしべ・せいじ)先生の授業でした。
今回は、これまで伺うことのなかった
櫛部先生ご自身の足跡を語っていただきました。
小学生の頃は、野球チームで俊足を活かしながら基礎体力作りに勤しみ、
陸上競技を始めたのは中学へ進学してから。
以降、高校を卒業するまで、ほぼ無敵の環境で研鑽と実績を積んでこられた
櫛部先生が、
初めてにして大きな ' 挫折 ' と振り返る出来事に見舞われたのが、
大学1年生の箱根駅伝でのこと。
当時、コーチに就任されて初めての箱根駅伝に備えていらした
瀬古利彦さんから、
エース区間の2区に抜擢された櫛部先生を、
レース2日前の大晦日、食あたりが襲います。
病室で年越し。
元日、お粥をやっとの思いで口にするやシューズを履いた櫛部先生は、
体の軽さを感じ、
瀬古コーチから「どうだ?」と問われ、走ることを決意。
しかし、迎えた本番当日。
トップで襷を受け取り、ハイペースでレースを運んだ後、
残り3km辺りで突如、低血糖状態に陥り、
顔色真っ青、意識朦朧、蛇行しながら、這う這う走破。
自責の念にかられる櫛部先生を、
瀬古コーチやチームメイトは、
ただただ、そっと見守ってくれたそうです。
師匠も仰っていたように、
人を育てるのは、' 挫折 ' から立ち上がる気持ち。
櫛部先生にとっては、2年後、
大学3年生の時、
早稲田大学が総合優勝を果たしたレースで1区を走り抜いた瞬間、
「払拭できたかな?」と思えたとのこと。
こうして、過去の自分を語って聞かせてくださる櫛部先生。
先生が現在、監督をお務めでいらっしゃる城西大学 男子駅伝部が、
学年ごとのバランスに富み、
チーム全体として大きく成長している様子を伝え聞くと、
簡単に揺らぐことのない強さを感じます。
箱根駅伝のスタートまで、あと10日。
来週は、お話しいただける範囲でチームの直前情報を伺います。
石川真紀
【 ON AIR MUSIC 】
Driving Home For Christmas / Chris Rea
番組日記 | 2012年12月23日 08:00
林家正蔵 プロフィール
本名<海老名泰孝・えびなやすたか>
1962年12月東京根岸生まれ。
1978年4月
高校入学と同時に林家こぶ平として落語協会に所属。
1981年5月
二ッ目昇進。
1987年5月13日
真打試験合格。最年少で13人抜き昇進。
1989年3月18日
浅草芸能大賞 新人賞受賞。
1990年6月
国立花形演芸大賞古典落語金賞受賞。
2005年3月21日
九代 林家正蔵 襲名。
2005年9月
城西国際大学人文学部客員教授就任。
2005年12月
浅草芸能大賞 奨励賞 受賞。
【映画声優出演】
「うしろの正面だあれ」
「平成狸合戦ぽんぽこ」など
【TVドラマ出演】
TVドラマ「天うらら」・「お美也」など
その他、TV番組司会などメディアに多数出演
【著書】
角川書店「お江戸週末散歩」
集英社「落語いってみよう、やってみよう」
岩崎書店「林家正蔵と読む落語の人びと、落語のくらし」など、他多数。
林家正蔵オフィシャルサイト「蔵の塩梅」 http://www.sanpeido.com/shozo/
石川 真紀(いしかわ まき)
文化放送アナウンサー
4月16日生まれ、秋田県出身。早稲田大学卒業、A型。
プロフィールページ http://www.joqr.co.jp/announcer/ishikawa.html
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