林家正蔵のサンデーユニバーシティ

文化放送

毎週日曜日7:30~8:00

9月4日(日)消費者が促す社会の成長

今週は、

城西国際大学 経営情報学部 教授、

早田巳代一(はやた・みよかず)先生の授業でした。

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会計学、財務諸表論がご専門の先生に、

今回は、値段の真実にまつわるお話をご教授いただきました。


例えば、自動車のタイヤ交換を検討する際。

同じ商品でも、取扱い店舗によって価格が違い、

どれが適正価格なのか、どのお店で買うべきか、迷うことが多いもの。

先生は、ぜひ、製造年月日を見て判断してほしいと仰います。

タイヤの場合、表面に、ごく小さいながら4桁の数字で刻印されていて、

上2桁は、1月1日からの週を第1週として、何週目という週番号、

下2桁は、西暦の下2桁、

つまり、

2016年の1月第2週に製造されたタイヤは、「 0216 」と表示されています。

また、タイヤは、劣化すると横にヒビが出てくる為、

道路に接する面の山だけではなく、

側面もチェックが必要です。

タイヤを安全に使用できる期間は、

製造から3~5年と言われていますが、

お店の外に積んであって、日光に当たりやすい場合など、

劣化が進んでいる可能性も高く、

何より、

取扱い店舗の店員さんが、

タイヤの製造年月日まで把握しているかどうか、など、

商品、ひいてはお客さんを大切にしているかどうか、

そうした付加価値の高さも、

購買行動の判断材料にしてほしいとのことです。


早田先生が登場してくださった前回、

消費増税前の駆け込み需要が話題になっていた頃にも仰っていましたように、

私たちが、

「 そこに手頃な価格の商品があるから買う 」、といった

完全受け身の消費者から脱し、

能動的に考え、行動する消費者へと、少しずつでも成長していくことで、

商品・サービスの向上、企業の質的成長にも繋がっていくことを

再認識する授業でした。

                    石川真紀

【 ON AIR MUSIC 】
 
   New York New York / Frank Sinatra


番組日記 | 2016年9月 4日 08:00

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