林家正蔵のサンデーユニバーシティ

文化放送

毎週日曜日7:30~8:00

9月24日(日)bestの先に

今週も、

城西国際大学 メディア学部 准教授、

プルチョウ次郎(ぷるちょう・じろう)先生の授業。

 IMG_2999-thumb-240x240-106464.jpg

 

 

 

 

 

 

 

 

学生さんたちの中には、

音楽の仕事にプロフェッショナルとして携わることを目指す方々も

いらっしゃるとのこと。

そうした学生さんたちに、

プルチョウ先生は始めの段階で問います。

「どこまでが夢ですか?」

自分にとって、音楽が趣味なのか仕事なのか、省みること。

そして、

プロフェッショナルであろうとアマチュアであろうと、

自分のbestを究めてみること。

先生の問いには、

こうした真意が込められているのだそうです。


クラシック、ジャズ、ラテン音楽といたアナログの時代から、

ポップス、DTM(デスクトップミュージック)が主流の現代にかけて、

音楽の世界に身を置くプルチョウ先生自身、

15年ほど前から、スタジオ演奏の仕事が減ってきたと仰います。

音楽を構成する様々な要素がデスクトップ=ディジタルに取って代わられ、

近年では、先生のご専門であるベースに加え、

やがては、ドラムが生演奏される機会も減っていく流れなのだそう。


アナログの時代を知っている人たちが健在するうちは、まだ、

音楽の芸術性を見極める、聞き分けることが可能ですが、

いずれ、ディジタル時代に誕生した世代だけになると、

どうなっていくのかは未知数。

そうした時代に備えて、

今は、演奏と作曲を分けて勉強するよう、指導されているとのことです。


積み重ねた努力は消えることがなく、

歩んだ足跡は刻まれる。

bestを究めた先にある未来は、

きっと確かな手ごたえを感じさせてくれるはずです。

                    石川真紀

【 ON AIR MUSIC 】
 
  La Vie en Rose ( バラ色の人生 ) / Louis Armstrong


番組日記 | 2017年9月24日 08:00

≪ 9月17日(日)てのひらのクレヨン | 番組日記 一覧

Copyright © Nippon Cultural Broadcasting Inc.All right reserved.