8月19日(日)ケンカして学ぶこと
今週は、
城西国際大学 福祉総合学部 准教授、
広瀬 美和(ひろせ・みわ)先生の授業でした。
どんな子どもだったか、
そして、
子ども時代にケンカをしたか否か ―
そういう事柄が、
コミュニケーションの取り方に、
後々、少なからず影響を与えると考えられているそうです。
広瀬先生曰く、
「ケンカをしてもらわないと困る」のが、
おおむね3歳~5歳頃までの間。
大人はよく、
子どもに「仲良くしなさい」と言い勝ちですが、
仲良くする為には、自分と他人が同じではないことを知る前提が必要で、
時に、物を取り合ったり衝突したりする経験を通じて、
仲直りすることを覚え、
' 心 'の存在を知っていくのだそうです。
自分自身に当てはめて考えてみると、
確かに、
他者に自分の思っていることは容易ではありません。
年齢を重ねるほど、その難しさを感じます。
相手に一生懸命伝えよう、
相手は笑っているけど、実は悲しいのかもしれない、といった機微は、
心が柔らかく、多感な時期にこそ得られるもので、
他方、
心が壊れやすいものであることを
身をもって知るのも、
未熟なうちに経験しておくことが出来て良かったと
大人になって初めて思うものです。
大切なのは、必要以上に介入することではなく、
察知すること。
周りの大人が分かってさえいれば、
子どもは成長する力を発揮できるのでしょう。
泣き虫でガキ大将で、
昆虫とプロレスが好きで、
ブドウとナメコにイヤな思い出があって・・・
正蔵師匠は、
少年時代から、老若男女問わず周囲の人たちの影響を受けてきたことで、
今も一層、愛される為の努力を惜しまず、
繊細で、謙虚で在り続けることが出来るのでしょう。
石川真紀
番組日記 | 2012年8月19日 08:00
林家正蔵 プロフィール
本名<海老名泰孝・えびなやすたか>
1962年12月東京根岸生まれ。
1978年4月
高校入学と同時に林家こぶ平として落語協会に所属。
1981年5月
二ッ目昇進。
1987年5月13日
真打試験合格。最年少で13人抜き昇進。
1989年3月18日
浅草芸能大賞 新人賞受賞。
1990年6月
国立花形演芸大賞古典落語金賞受賞。
2005年3月21日
九代 林家正蔵 襲名。
2005年9月
城西国際大学人文学部客員教授就任。
2005年12月
浅草芸能大賞 奨励賞 受賞。
【映画声優出演】
「うしろの正面だあれ」
「平成狸合戦ぽんぽこ」など
【TVドラマ出演】
TVドラマ「天うらら」・「お美也」など
その他、TV番組司会などメディアに多数出演
【著書】
角川書店「お江戸週末散歩」
集英社「落語いってみよう、やってみよう」
岩崎書店「林家正蔵と読む落語の人びと、落語のくらし」など、他多数。
林家正蔵オフィシャルサイト「蔵の塩梅」 http://www.sanpeido.com/shozo/
石川 真紀(いしかわ まき)
文化放送アナウンサー
4月16日生まれ、秋田県出身。早稲田大学卒業、A型。
プロフィールページ http://www.joqr.co.jp/announcer/ishikawa.html
- 2016年11月 (4)
- 2016年10月 (7)
- 2016年9月 (7)
- 2016年8月 (6)
- 2016年7月 (7)
- 2016年6月 (6)
- 2016年5月 (7)
- 2016年4月 (6)
- 2016年3月 (6)
- 2016年2月 (7)
- 2016年1月 (6)
- 2015年12月 (6)
- 2015年11月 (7)
- 2015年10月 (6)
- 2015年9月 (5)
- 2015年8月 (8)
- 2015年7月 (6)
- 2015年6月 (7)
- 2015年5月 (7)
- 2015年4月 (6)
- 2015年3月 (7)
- 2015年2月 (5)
- 2015年1月 (6)
- 2014年12月 (7)
- 2014年11月 (7)
- 2014年10月 (6)
- 2014年9月 (6)
- 2014年8月 (7)
- 2014年7月 (6)
- 2014年6月 (8)
- 2014年5月 (5)
- 2014年4月 (6)
- 2014年3月 (7)
- 2014年2月 (6)
- 2014年1月 (7)
- 2013年12月 (8)
- 2013年11月 (6)
- 2013年10月 (6)
- 2013年9月 (7)
- 2013年8月 (6)
- 2013年7月 (10)
- 2013年6月 (7)
- 2013年5月 (6)
- 2013年4月 (6)
- 2013年3月 (7)
- 2013年2月 (6)
- 2013年1月 (6)
- 2012年12月 (9)
- 2012年11月 (6)
- 2012年10月 (6)
- 2012年9月 (7)
- 2012年8月 (6)
- 2012年7月 (8)
- 2012年6月 (6)
- 2012年5月 (6)
- 2012年4月 (7)
- 2012年3月 (6)
- 2012年2月 (6)
- 2012年1月 (8)
- 2011年12月 (7)
- 2011年11月 (7)
- 2011年10月 (7)
- 2011年9月 (6)
- 2011年8月 (7)
- 2011年7月 (7)
- 2011年6月 (6)
- 2011年5月 (7)
- 2011年4月 (6)
- 2011年3月 (5)
- 2011年2月 (6)
- 2011年1月 (6)
- 2010年12月 (7)
- 2010年11月 (6)
- 2010年10月 (7)
- 2010年9月 (6)
- 2010年8月 (8)
- 2010年7月 (6)
- 2010年6月 (6)
- 2010年5月 (7)
- 2010年4月 (6)
- 2010年3月 (2)