7月26日(日)積み重なる歴史
今週も、
城西国際大学 福祉総合学部 助教、
橋本理子(はしもと・あやこ)先生の授業。
今回は、
先生が研究されているアナベラ・ケント女史の例など、
今では各地に定着している社会福祉の事例について、
解説していただきました。
アナベラさんは、
第二次世界大戦後、日本の占領に関わったご主人と伴に、
アメリカから来日。
医療ソーシャルワーカーとしての実績を活かして、
日本に滞在した7年の間に、
埼玉・浦和の民生委員制度改革を行ったり、
保健所の原形を造ったりと、
その名前よりも功績・システムが残った功労者。
また、
長野・上田が発祥とされるホームヘルパーのシステムは、
当時の市職員の中でも特に意欲的な人物が主導して
構築されたのだそうです。
古今東西、変革には鍵となる人物が存在し、
何かがおかしい、とか、
こうすればもっと良くなるのに、といった
周囲の不満を上手に汲み取って、
人々の暮らしを少しずつ向上させてきた歩みを垣間見ることができます。
橋本先生が授業の締めくくりとして仰っていた
「 歴史は、1人1人の人生の積み重ね 」 という言葉。
福祉はもちろん、社会を巡るあらゆる事象は、
過去・現在・未来が全て関わっているものであり、
自分たちさえ良ければ、
後のことは関係ないという類のものでもなければ、
反対に、
自分たちの代では叶わなくても、
後世に生かしてほしい、という思いも。
日々の生活を着実に送る中では、
一息に、劇的な変化を遂げることは難しくても、
一進一退を繰り返しながら、
10年単位、100年単位で僅かずつ前進するのが、
人類の歴史なのかも知れません。
石川真紀
【 ON AIR MUSIC 】
I'll Be There / The Jackson 5
番組日記 | 2015年7月26日 08:00
林家正蔵 プロフィール
本名<海老名泰孝・えびなやすたか>
1962年12月東京根岸生まれ。
1978年4月
高校入学と同時に林家こぶ平として落語協会に所属。
1981年5月
二ッ目昇進。
1987年5月13日
真打試験合格。最年少で13人抜き昇進。
1989年3月18日
浅草芸能大賞 新人賞受賞。
1990年6月
国立花形演芸大賞古典落語金賞受賞。
2005年3月21日
九代 林家正蔵 襲名。
2005年9月
城西国際大学人文学部客員教授就任。
2005年12月
浅草芸能大賞 奨励賞 受賞。
【映画声優出演】
「うしろの正面だあれ」
「平成狸合戦ぽんぽこ」など
【TVドラマ出演】
TVドラマ「天うらら」・「お美也」など
その他、TV番組司会などメディアに多数出演
【著書】
角川書店「お江戸週末散歩」
集英社「落語いってみよう、やってみよう」
岩崎書店「林家正蔵と読む落語の人びと、落語のくらし」など、他多数。
林家正蔵オフィシャルサイト「蔵の塩梅」 http://www.sanpeido.com/shozo/
石川 真紀(いしかわ まき)
文化放送アナウンサー
4月16日生まれ、秋田県出身。早稲田大学卒業、A型。
プロフィールページ http://www.joqr.co.jp/announcer/ishikawa.html
- 2016年11月 (4)
- 2016年10月 (7)
- 2016年9月 (7)
- 2016年8月 (6)
- 2016年7月 (7)
- 2016年6月 (6)
- 2016年5月 (7)
- 2016年4月 (6)
- 2016年3月 (6)
- 2016年2月 (7)
- 2016年1月 (6)
- 2015年12月 (6)
- 2015年11月 (7)
- 2015年10月 (6)
- 2015年9月 (5)
- 2015年8月 (8)
- 2015年7月 (6)
- 2015年6月 (7)
- 2015年5月 (7)
- 2015年4月 (6)
- 2015年3月 (7)
- 2015年2月 (5)
- 2015年1月 (6)
- 2014年12月 (7)
- 2014年11月 (7)
- 2014年10月 (6)
- 2014年9月 (6)
- 2014年8月 (7)
- 2014年7月 (6)
- 2014年6月 (8)
- 2014年5月 (5)
- 2014年4月 (6)
- 2014年3月 (7)
- 2014年2月 (6)
- 2014年1月 (7)
- 2013年12月 (8)
- 2013年11月 (6)
- 2013年10月 (6)
- 2013年9月 (7)
- 2013年8月 (6)
- 2013年7月 (10)
- 2013年6月 (7)
- 2013年5月 (6)
- 2013年4月 (6)
- 2013年3月 (7)
- 2013年2月 (6)
- 2013年1月 (6)
- 2012年12月 (9)
- 2012年11月 (6)
- 2012年10月 (6)
- 2012年9月 (7)
- 2012年8月 (6)
- 2012年7月 (8)
- 2012年6月 (6)
- 2012年5月 (6)
- 2012年4月 (7)
- 2012年3月 (6)
- 2012年2月 (6)
- 2012年1月 (8)
- 2011年12月 (7)
- 2011年11月 (7)
- 2011年10月 (7)
- 2011年9月 (6)
- 2011年8月 (7)
- 2011年7月 (7)
- 2011年6月 (6)
- 2011年5月 (7)
- 2011年4月 (6)
- 2011年3月 (5)
- 2011年2月 (6)
- 2011年1月 (6)
- 2010年12月 (7)
- 2010年11月 (6)
- 2010年10月 (7)
- 2010年9月 (6)
- 2010年8月 (8)
- 2010年7月 (6)
- 2010年6月 (6)
- 2010年5月 (7)
- 2010年4月 (6)
- 2010年3月 (2)