7月2日(日)石+意思=化石
今週も、
学校法人 城西大学
水田記念博物館 大石化石ギャラリー 学芸員、
宮田真也(みやた・しんや)先生の授業。
今回は、
宮田先生お手製の稚貝や鰆の剥製をお持ちいただき、
剥製の作り方と観察する際のポイントから教えていただきました。
例えば、鯛。
骨格の全体像や、鰭の位置、鰭条と呼ばれる鰭筋の数が種類によって異なる為、
これらをよく観察すると、
真鯛、チダイ、アオダイなどの種類を識別できるのだそうです。
また、驚いたのが、魚が化石化するきっかけ。
私の素朴な疑問として、
水の中で暮らす魚類にとって、水分が奪われて化石化することなど、
どうしたらあり得るのか、お訊ねしたところ、
夏場の海底といった上下循環が滞って酸素不足になる環境では、
貧酸素水塊が生成され、
死んだ魚が分解されずに残りやすいとのこと。
いわば、天然のタイムカプセルのような形となり、
数千万年単位もの長い歳月を超えて、
後世にまで残り続けるとは、
もはや壮大な使命を帯びた必然であり、
自然の脅威たるや、かくまで、と感心します。
持ち主が天に召され、魂を宿さなくなった化石でありながら、
後世に残さなくては、何かを伝えなくては、という意思さえ感じ...
化石の世界の奥深さに惹きこまれる授業でした。
石川真紀
番組日記 | 2017年7月 2日 08:00
林家正蔵 プロフィール
本名<海老名泰孝・えびなやすたか>
1962年12月東京根岸生まれ。
1978年4月
高校入学と同時に林家こぶ平として落語協会に所属。
1981年5月
二ッ目昇進。
1987年5月13日
真打試験合格。最年少で13人抜き昇進。
1989年3月18日
浅草芸能大賞 新人賞受賞。
1990年6月
国立花形演芸大賞古典落語金賞受賞。
2005年3月21日
九代 林家正蔵 襲名。
2005年9月
城西国際大学人文学部客員教授就任。
2005年12月
浅草芸能大賞 奨励賞 受賞。
【映画声優出演】
「うしろの正面だあれ」
「平成狸合戦ぽんぽこ」など
【TVドラマ出演】
TVドラマ「天うらら」・「お美也」など
その他、TV番組司会などメディアに多数出演
【著書】
角川書店「お江戸週末散歩」
集英社「落語いってみよう、やってみよう」
岩崎書店「林家正蔵と読む落語の人びと、落語のくらし」など、他多数。
林家正蔵オフィシャルサイト「蔵の塩梅」 http://www.sanpeido.com/shozo/
石川 真紀(いしかわ まき)
文化放送アナウンサー
4月16日生まれ、秋田県出身。早稲田大学卒業、A型。
プロフィールページ http://www.joqr.co.jp/announcer/ishikawa.html
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