7月15日(日)プレッシャーとは
今週も、
城西大学 経営学部 助教で、
女子ソフトボール部監督、
長澤 淑恵(ながさわ・よしえ)先生の授業でした。
世に ' プレッシャー ' と呼ばれる
得体の知れないモノについて、
先生はご自身に関して、
( プレッシャーが ) かかる時ほど燃えたタイプと前置きした上で、
「プレッシャーに負けて活躍の場を台無しにしてしまう人に共通するのは、
落ち着きがない点。
自分の言動について、きちんと考えて臨むことが大切」と仰います。
現役時代を振り返って、
あるいは、
現在、学生さんたちと接している中で、
1人1人が自分自身の気持ちをコントロール出来ているかどうかを把握し、
未熟なところを補強し合うことで、
チーム全体が成長していけると確信していらっしゃる様子です。
長澤先生が、ハワイに留学されていた頃に出会った言葉、
「人は、自分の為よりも、
他人の為に何かをする時の方が大きな力を発揮できる」―
他方、正蔵師匠ご自身の体験からは、曰く、
「ほどよい緊張感は必要。
とにかく場数を踏むことで、プレッシャーに負けない経験を獲得していくもの」―
言うまでもなく、どちらにも真実があります。
表層的には、ソフトボールが団体競技、落語は個人芸ですが、
それぞれ、
団体競技でありながら、個人技の連携でもあり、
個人芸でありながら、客席とともに作り上げるものでもある、
正反対のような、表裏一体のような、
興味深い対象同士でもあるような気がします。
自分が思うほど周囲は気に留めていないモノ、
プレッシャーにはそういう側面もあるとするならば、
目標とプロセスを自分なりに明確に設定し、
そこへ向かって信じた道を進むこと。
辞めたい、遊びたい、もう出来ない、といった、
内なる弱い心を、まずはシラミ潰しにすることから始まり、
最終的には
プレッシャーのベクトルさえもコントロールしてしまえるように、
コツコツと研鑽を積むしかありません。
どれだけ準備して闘っても、
望んだ結果を100%導き出せるとは限らないからこそ、
きっと、人間をやっていて面白いんでしょうね。
石川真紀
【 ON AIR MUSIC 】
Summer Wind / Frank Sinatra
番組日記 | 2012年7月15日 08:00
林家正蔵 プロフィール
本名<海老名泰孝・えびなやすたか>
1962年12月東京根岸生まれ。
1978年4月
高校入学と同時に林家こぶ平として落語協会に所属。
1981年5月
二ッ目昇進。
1987年5月13日
真打試験合格。最年少で13人抜き昇進。
1989年3月18日
浅草芸能大賞 新人賞受賞。
1990年6月
国立花形演芸大賞古典落語金賞受賞。
2005年3月21日
九代 林家正蔵 襲名。
2005年9月
城西国際大学人文学部客員教授就任。
2005年12月
浅草芸能大賞 奨励賞 受賞。
【映画声優出演】
「うしろの正面だあれ」
「平成狸合戦ぽんぽこ」など
【TVドラマ出演】
TVドラマ「天うらら」・「お美也」など
その他、TV番組司会などメディアに多数出演
【著書】
角川書店「お江戸週末散歩」
集英社「落語いってみよう、やってみよう」
岩崎書店「林家正蔵と読む落語の人びと、落語のくらし」など、他多数。
林家正蔵オフィシャルサイト「蔵の塩梅」 http://www.sanpeido.com/shozo/
石川 真紀(いしかわ まき)
文化放送アナウンサー
4月16日生まれ、秋田県出身。早稲田大学卒業、A型。
プロフィールページ http://www.joqr.co.jp/announcer/ishikawa.html
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