6月4日(日)くさい中にも愛あり
今週も、
城西国際大学 環境社会学部 教授、
川口健夫(かわぐち・たけお)先生の授業。
今日は、臭いにおいをめぐるお話あれこれ、という回でした。
授業中、正蔵師匠から私に、
「人の口臭が気になった場合、
言葉のプロとして、どう伝える?」と質問があり、
私なりに精一杯答えたくだりがありました。
私が挙げたのは、例えば...
「私、昨日、焼き肉食べまして、くさいかもしれません」
ですとか、
「歯医者さん、行かないといけませんね」など、
キーワードを入れ込むことによって、
「自分のにおいは大丈夫かしら」、と気づいていただければという案。
直接の物言いでは、傷つけ合ってしまいがちな話題ですが、
家族や親しい間柄で、お互いを思いやる心があれば、
はっきり伝えた方がよい場合もありそうです。
回りくどい言い方を選ばないのは、
本人の健康や社会的立場を優先すればこそ。
そう思える人同士なら、
必要以上に傷つくリスクを抑えられる気がします。
授業の後半では、
落語の「酢豆腐」に始まり、
くさや、納豆、キムチ、チーズなど、
くさい食べ物のお話も。
独特のくささは、
発酵することでできる酪酸のにおいで、
酪酸は、
腸内細菌が生成し腸に常在する酪酸菌から発生するものなのだそうです。
くさいけど美味しい、
くさいほど大好き、という、この不思議な感覚は、
自分の中にもともとあるモノで、
欠乏すると欲するようにできているから。
くさいことには変わりありませんが、
知らなかったことがわかると、視界が広がり、
くさい中にも愛おしさが増して、
なにげない日常生活さえも、ステップアップするものです。
石川真紀
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番組日記 | 2017年6月 4日 08:00
林家正蔵 プロフィール
本名<海老名泰孝・えびなやすたか>
1962年12月東京根岸生まれ。
1978年4月
高校入学と同時に林家こぶ平として落語協会に所属。
1981年5月
二ッ目昇進。
1987年5月13日
真打試験合格。最年少で13人抜き昇進。
1989年3月18日
浅草芸能大賞 新人賞受賞。
1990年6月
国立花形演芸大賞古典落語金賞受賞。
2005年3月21日
九代 林家正蔵 襲名。
2005年9月
城西国際大学人文学部客員教授就任。
2005年12月
浅草芸能大賞 奨励賞 受賞。
【映画声優出演】
「うしろの正面だあれ」
「平成狸合戦ぽんぽこ」など
【TVドラマ出演】
TVドラマ「天うらら」・「お美也」など
その他、TV番組司会などメディアに多数出演
【著書】
角川書店「お江戸週末散歩」
集英社「落語いってみよう、やってみよう」
岩崎書店「林家正蔵と読む落語の人びと、落語のくらし」など、他多数。
林家正蔵オフィシャルサイト「蔵の塩梅」 http://www.sanpeido.com/shozo/
石川 真紀(いしかわ まき)
文化放送アナウンサー
4月16日生まれ、秋田県出身。早稲田大学卒業、A型。
プロフィールページ http://www.joqr.co.jp/announcer/ishikawa.html
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