5月7日(日)管が成す身体
今週も、
城西大学 薬学部 准教授、
内田博之(うちだ・ひろゆき)先生の授業。
今回は、「高齢化社会と小腸の働き」をテーマに、
お話しいただきました。
加齢、あるいは疾患、体調不良によって、
食事が上手く出来ない場合、
食べ物を直接、チューブで胃腸に流し込む
胃ろう・腸ろうと呼ばれる方法や、
血管へ点滴で流し込む方法がありますが、
医療の現場では、
可能なかぎり口からの食事を励行しているとのこと。
それだけ、口から食べるという行為が、
人の営みの根幹を成す重要なことであると、
再認識します。
また、
私たちの暮らしに、' 日常 'というものがあるように、
腸の働きにも日課があるというのも、
意外にして納得の事実でした。
加齢や疾患、体調不良によって食べられない、
食べる量が少ないという、やむを得ない事情の他に、
極度のダイエット、絶食、断食という選択をする人もいますが、
小腸にとっては、
定期的に入ってくるはずの食べ物が入ってこないことで、
働きがにぶり、
弾力が失われたり、軽くなってしまったり...。
長期化すると、さらには、
免疫力が低下して、
病気にかかりやすく、感染しやすくなるおそれがあるのだそうです。
このお話を聞いていて、
必要な栄養を摂ること、
バランスのよい食生活を心がけることは、
自分の身体に果たすべき責務なのだと、
遅ればせながら実感。
血液が血管を流れるように、
口から腸にかけての管には、
過不足のない食べ物、水分を
定期的に送り込んであげなくてはなりません。
成長期の子どもたちに充分な栄養が必要なのはもちろん、
大人である私たちも、
コンディションを維持する為に、
そして、かけがえのない腸の為に、
食べるという営みを前向きに捉えていたいと思います。
石川真紀
【 ON AIR MUSIC 】
I Wanna Be Free(自由になりたい) / The Monkees
番組日記 | 2017年5月 7日 08:00
林家正蔵 プロフィール
本名<海老名泰孝・えびなやすたか>
1962年12月東京根岸生まれ。
1978年4月
高校入学と同時に林家こぶ平として落語協会に所属。
1981年5月
二ッ目昇進。
1987年5月13日
真打試験合格。最年少で13人抜き昇進。
1989年3月18日
浅草芸能大賞 新人賞受賞。
1990年6月
国立花形演芸大賞古典落語金賞受賞。
2005年3月21日
九代 林家正蔵 襲名。
2005年9月
城西国際大学人文学部客員教授就任。
2005年12月
浅草芸能大賞 奨励賞 受賞。
【映画声優出演】
「うしろの正面だあれ」
「平成狸合戦ぽんぽこ」など
【TVドラマ出演】
TVドラマ「天うらら」・「お美也」など
その他、TV番組司会などメディアに多数出演
【著書】
角川書店「お江戸週末散歩」
集英社「落語いってみよう、やってみよう」
岩崎書店「林家正蔵と読む落語の人びと、落語のくらし」など、他多数。
林家正蔵オフィシャルサイト「蔵の塩梅」 http://www.sanpeido.com/shozo/
石川 真紀(いしかわ まき)
文化放送アナウンサー
4月16日生まれ、秋田県出身。早稲田大学卒業、A型。
プロフィールページ http://www.joqr.co.jp/announcer/ishikawa.html
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