林家正蔵のサンデーユニバーシティ

文化放送

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3月5日(日)広告の起源と変遷

今週は、

城西大学 経営学部 教授、

清水公一(しみず・こういち)先生の授業でした。

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広告論、マーケティング・コミュニケーション、消費者行動論がご専門の先生に、

広告の歴史について、解説していただきました。


広告の起源を辿ると、

確認できる中では、紀元前1000年のエジプトに遡ります。

その内容は...

「 逃げ出した奴隷を探してください 」というもの。

当時の労使関係は、想像してもしきれませんが、

広告主の趣旨としては、

熟練労働者を手元に置いておきたいということのようで、

見つけた人と、連れ戻した人には、謝礼金が贈られたそうです。


日本では、遺跡が残っている中で、

奈良市の平城京跡から出土した木簡に、

「 逃げた馬を探してください 」という表記が確認されているそうで、

対象が特定された捜索から始まった広告が、

時代とともに、

興行への集客や新しい文化の発信、新商品の発売告知と、

様変わりしてきた足跡を見て取ることができます。


冒頭でご紹介させていただきましたように、

城西大学 経済学部を第一期生として卒業された清水先生。

以後の40年以上という歴史を振り返る時、

世界の目まぐるしい移り変わりに驚愕します。

学問とは、

社会の変化に適応し、

生きる力、活用する力を養う触媒であることを、

改めて感じます。

                    石川真紀


番組日記 | 2017年3月 5日 08:00

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