3月4日(日)働き方、考え方、生き方を思う
今週は、
城西短期大学 教授、
蓼沼 康子(たでぬま・やすこ)先生の授業でした。
現代日本が抱える最大かつ改善困難な問題の1つ、
働き方改革。
この番組では、蓼沼先生がお見えになるごと、
鼎談形式でお話を重ねているものの、
前回、先生とお会いしてからこれまで、
社会全体が一進一退を繰り返し、
さほど変わった実感がないというのが率直なところ。
さはさりながら、
多様性の存在を知り、受け入れようという流れにはなっていたり、
様々な暴力・嫌がらせにNOを突きつけ、法令順守の価値観が浸透してきたり...
世の中、この調子で良くなったらいいな~という事象も多く、
僅かながらも前進しつつあると感じています。
今回、蓼沼先生から提示されたテーマが、
考え方を大きく変える必要がある、というもの。
導入から1年が経過したプレミアムフライデーを例にとってみても、
役所からの号令だけで労働環境が劇的に改善するなら、
誰も苦労はしない、という現実が露呈しました。
正蔵師匠からも、
求人倍率が改善しているのも、
倒産率が下がっているのも大企業のみ、という指摘がありましたとおり、
日本社会が、格差を広げやすい構造から脱しないかぎり、
中小零細企業の現状が、経済界で重視されることも、
まして改善されることも難しい。
閉塞感の極みが、トリクルダウンという理論です。
政治なんて、誰がやっても同じ、
1人の声なんて小さい、
日々の暮らしで精いっぱい-
だからこそ、
そうした思いを心の根っこに持ち、
問題点と善後策を言い続け、
選挙で意思表示すること。
何かを変えるには、
今の不満、不安、怒りを諦めずに、
時が来るまで静かに持ち続けることから始まると思っています。
為政者、経営者の至上命題でありながら、
働かせ方改革ではなく、働き方改革と表現し続けている以上、
主人公は、私たちなんですよね。
石川真紀
番組日記 | 2018年3月 4日 08:00
林家正蔵 プロフィール
本名<海老名泰孝・えびなやすたか>
1962年12月東京根岸生まれ。
1978年4月
高校入学と同時に林家こぶ平として落語協会に所属。
1981年5月
二ッ目昇進。
1987年5月13日
真打試験合格。最年少で13人抜き昇進。
1989年3月18日
浅草芸能大賞 新人賞受賞。
1990年6月
国立花形演芸大賞古典落語金賞受賞。
2005年3月21日
九代 林家正蔵 襲名。
2005年9月
城西国際大学人文学部客員教授就任。
2005年12月
浅草芸能大賞 奨励賞 受賞。
【映画声優出演】
「うしろの正面だあれ」
「平成狸合戦ぽんぽこ」など
【TVドラマ出演】
TVドラマ「天うらら」・「お美也」など
その他、TV番組司会などメディアに多数出演
【著書】
角川書店「お江戸週末散歩」
集英社「落語いってみよう、やってみよう」
岩崎書店「林家正蔵と読む落語の人びと、落語のくらし」など、他多数。
林家正蔵オフィシャルサイト「蔵の塩梅」 http://www.sanpeido.com/shozo/
石川 真紀(いしかわ まき)
文化放送アナウンサー
4月16日生まれ、秋田県出身。早稲田大学卒業、A型。
プロフィールページ http://www.joqr.co.jp/announcer/ishikawa.html
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