林家正蔵のサンデーユニバーシティ

文化放送

毎週日曜日7:30~8:00

3月17日(日)ゴックン

今週は、

城西国際大学 看護学部 准教授、

和野千枝子(わの・ちえこ)先生の授業でした。

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先生のご専門は、

高齢化や重篤な疾患に伴って発症する可能性のある

摂食嚥下障害。

食べ物を食べて、飲み込むという、

健康な時には無意識に行っている動作も、

ノドの筋肉が衰弱すると、出来なくなってしまい、

誤嚥による肺炎を引き起こす恐れがあるそうです。


摂食・嚥下は、次の5段階を連続して行っています。

 1 先行期(認知期)... 食べ物であることを認識し、食べるペースを作る段階。
             食べやすい量やスピード、熱くないかどうかを、
             ほぼ無意識に判断します。

 2 準備期(咀嚼期)... 食べ物を咀嚼して唾液と混ぜ合わせ、飲み込む準備をする段階。
 
 3 口腔期 ... 舌の蠕動によって、食べ物を口からノドに送る段階。

 4 咽頭期 ... ノドから食道へ送る、ゴックンという段階。
         逆立ちしても飲み込めるよう、気管が塞がります。
         
 5 食道期 ... 食道の運動により、食べ物を胃まで運ぶ段階。

こうした一連の動作を無意識に行っていることを知ると、

改めて、人の体の神秘を感じます。

 

誤嚥の恐れがあるかどうか、自己診断できるそうですので、

また来週、続きの授業も、どうぞお聞きになってください。

                石川真紀

【 ON AIR MUSIC 】

    
  It's Okay / Des'ree


番組日記 | 2013年3月17日 08:00

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