林家正蔵のサンデーユニバーシティ

文化放送

毎週日曜日7:30~8:00

2月1日(日)ソーシャル・マネジメントがもたらす未来

今週は、

城西大学 経済学部 客員教授、

勝浦信幸(かつうら・のぶゆき)先生の授業でした。

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今回、まずは、

地方公務員を早期退職されたご経歴を持つ

勝浦先生のご体験談をもとに、

ご専門の行政学について入門のお話を伺いました。


キーワードは、ソーシャル・マネジメント。

先生は、ご自身で

= 創造的地域経営 と解釈していらっしゃるとのこと。

インフラ整備や、地域の運営など、

行政が主体となった時代は過ぎ、

これからは、

行政・地域・市民が共に、

より住みよい暮らしを作って行く時代。


具体的には、

防犯パトロールや

シニアパソコンカレッジなど、

日々の暮らしに関する事象を含め、

市民の安心・安全や産業の振興に関わる事柄など、

行政と民間・市民が

総合的に能力を活かし合う世の中を目指しています。


先生のお話の中で特に印象的だったのが、

地方公務員時代、

市民からの相談事をお受けになっていた頃のエピソード。

相談事は、1件1件、実に多様で、

時に、苦情であると同時に、

繋がりを得る契機であり、有益な情報であり、

新たなソーシャル・マネジメントを生むチャンスだと考えて

従事していらしたそうです。


こうした動きと並行して、

私たち市民が再認識したいのが、

責任の所在。

私たちが受けている行政サービスの中には

選択肢がないものが多いのが現実ですが、

選択し、利用する1人1人も

必要に応じて、きちんと知り、疑問点を質し、

納得してサービスを受ける責任を伴うことになります。

従来のような受け身の姿勢から、

能動的に関わることも、

ソーシャル・マネジメントの一環。

私たちの関わり方次第で、

より成熟した社会を目指す、一助になり得ることでしょう。

                  石川真紀

【 ON AIR MUSIC 】
 
  Wide Open Spaces / Dixie Chicks


番組日記 | 2015年2月 1日 08:00

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